【開幕特集】田中誠新監督を据えて過去最高順位へ。飛躍を狙う栃木SCのキーマンはチームの心臓・佐藤祥|J2リーグ
2024シーズンの明治安田J2リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
時崎悠体制2年目となった昨季は、シーズン中盤まではまずまずの結果を残していたものの、終盤戦の8試合で1勝も手にすることができず。序盤の貯金で残留こそできたが、最後は降格圏と勝ち点差5の19位でシーズンを終えることになった。 今季は田中誠新監督を迎え、過去最高順位の9位以内を目指す。初の監督就任とあって不安な面もあるが、コーチに昨季までツエーゲン金沢を率いていた柳下正明氏を招聘。新米監督と経験豊富なコーチが組むことで、これまで以上に強力な栃木を構築していく。
注目選手紹介:佐藤 祥
生年月日:1993年7月22日(30歳) 昨季成績:40試合1得点 栃木の心臓だ。ジェフユナイテッド千葉でプロキャリアをスタートさせたあと、ブラウブリッツ秋田や水戸ホーリーホック、ザスパクサツ群馬などで活躍した佐藤は、2020年に栃木へと加入。そこからチームの主力となり、攻守に存在感あるボランチとしてチームを支えている。 昨季も出場停止を除けば40試合すべてに出場。確かな信頼をつかみ、ピッチ上で自身の力を証明してきている。今季は新監督の下での再出発となるが、キャプテンとしてどうチームをまとめていくか注目だ。
注目選手紹介:大島 康樹
生年月日:1996年5月30日(27歳) 昨季成績:28試合7得点 2018年、ザスパクサツ群馬時代にJ3で10得点を記録して以降、なかなか得点を奪うことができなかった大島は、栃木5年目を迎えた昨季に得点力が開花。シーズン中盤まではなかなか出番がなかったが、第28節のヴァンフォーレ甲府戦で2得点を奪うと、そこからコンスタントに得点を重ねて年間7得点を記録するに至った。 あとは昨季に掴んだ得点力を今季に生かすことができるか。再び始まるポジション争いに打ち勝ち、主力の座を務めることでゴール量産といきたい。