山下美夢有12冠、竹田麗央は11冠 2強がスタッツ1位を“独占”
<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇24日◇宮崎カントリークラブ◇6497ヤード・パー72> 桑木志帆がゲットした車は?【写真】 37試合が組まれた2024年シーズンが終了し、各スタッツの成績が確定した。 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰対象は、メルセデス・ランキング(以下MR)、賞金ランキング、平均ストロークを含めたパーオン率、平均パット数など全部で32のスタッツを公式ホームページにアップしているが、初の年間女王に輝いた竹田麗央は11部門で1位を獲得。MR、2億6573万16円で史上最高を更新した年間獲得賞金、年間トップ10回数(23)、ドライビングディスタンス(263.19ヤード)、パーオン率(77.2515%)、60台のラウンド数(56)など11部門で1位となった。 MR2位の山下美夢有は3季連続の年間女王は逃したが、スタッツ1位の数では竹田を上回った。平均ストロークは昨年に自身がマークしたツアー記録の69.4322を更新する『69.1478』で3季連続の1位。パーセーブ率も2016年のイ・ボミ(韓国)の91.0112%を超えるツアー新記録の『91.8519』でこちらも3季連続1位。パーオンホールの平均パット数は『1.7214回』で、平均バーディ数は『4.3394』でともに2季連続で制した。 ショットメーカーの山下はパー3とパー4の平均ストロークが『2.8667』と『3.8951』で1位となり、飛ばし屋の竹田はパー5の平均ストロークが『4.5576』で1位と、プレースタイルの差は数字にもはっきり出ている。また、山下は予選ラウンドの平均ストロークが『68.8143』、竹田は決勝ラウンドの平均ストロークが『69.1111』で1位、山下は先行逃げ切り、竹田は逆転という得意パターンも浮き彫りとなった。実際、山下はツアー通算13勝のうち8勝が初日首位から挙げたもの。竹田は8勝のうち5勝を最終日の逆転で飾っている。 初日からの首位を守って国内メジャー初制覇を果たした桑木志帆は、イーグル数『13個』で1位。ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算したトータルドライビングも『36pt』で1位だった。 このほかバーディ数は小祝さくらが『430個』で3季ぶり1位。リ・ハナ(韓国)はサンドセーブ率『55.5556%』、河本結はバウンスバック率『24.8705%』で1位だった。フェアウェイキープ率は前週まで1位だった山下が今週は60.71%と低調で、78.1319%の2位に後退。最終戦に出場していなかった吉本ここねが『78.1319%』で1位の座に就いた。(文・臼杵孝志) 【竹田麗央と山下美夢有 1位スタッツ】 ■竹田…11冠 ・メルセデス・ランキング(3744.3pt) ・年間獲得賞金(2億6573万16円) ・年間トップ10回数(23回) ・パーオン率(77.2515%) ・ドライビングディスタンス(263.19ヤード) ・パーブレーク率(24.5029%) ・60台のラウンド数(56) ・パー5平均スコア(4.5576) ・決勝ラウンド平均ストローク(69.1272) ・第3ラウンド平均ストローク(68.8031) ・最終ラウンド平均ストローク(69.1111) ■山下…12冠 ・平均ストローク(69.1478) ・パーオンホールでの平均パット数(1.7214回) ・パーセーブ率(91.8519%) ・平均バーディ数(4.3394回) ・リカバリー率(75.7333%) ・ダブルボギー率(0.404%) ・パー3平均スコア(2.8667) ・パー4平均スコア(3.8951) ・予選ラウンド平均ストローク(68.8143) ・第1ラウンド平均ストローク(68.7881) ・第2ラウンド平均ストローク(68.9131) ・第4ラウンド平均ストローク(70.0798)