“実写化苦手派”で、そこそこのワンピファンがNetflix実写版『ONE PIECE』を観てみた!
【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
15才の頃に連載が始まって、41才になる今も、25年以上、本誌を愛読し続けている、少年ジャンプの大ヒット漫画「ワンピース」が、ハリウッドのスタッフで実写化、しかも作者のおだっちが全面協力という。 「すっごい儲けてる組織×すっごい儲けてる人」という、恐ろしい布陣で“実写化”されました。 筆者は、実は、アニメ化の時点で「わー、俺がイメージしてた声と違うとイヤだなー」と、思って敬遠してたタチなので「実写化!?」は、多分、ワンピの世界なら、天井に頭突き刺さるぐらい飛び上がっていたと思います。 最近では、CMやら、アニメの宣伝やらで「声をよう聞く」ようになり違和感も薄まり、映画でしか補完されないストーリー展開もあるので、ある程度落ち着いていたのですが…実写化!! 最近覚えた言葉なので、正しく使えているか不安ですが「解釈違い」。 好きなキャラクターについての、作ってる人とファンの「人間性についての認識の違い」とでもいうのでしょうか。 実は、俺もめちゃくちゃあった。細かくいうと凄く長くなるので割愛しますが、とりあえず「ルフィの笑顔がへの字グチ」。 ルフィは、底抜けに明るいキャラだから、口角上がってないと! なんか「皮肉屋」みたいに見える場面が多くて、もったいなかったです。 あと、あんまり伸びない。 ゴム人間がアイデンティティなのに、あんまり腕とか身体が伸びない! セリフも少し、原作は落語大好きな作者の書いたスマートな台詞が魅力なのに「あー、ハリウッドなら、全世界向けにここまで言わないと意味伝わんないかな…」。 いわゆる“オチ”のあとに、もう一言、言っちゃってるシーンが多かった印象。 しかし! 構成の変更は「よくぞここまで原作を読み込んで、このパッケージにまとめてくれた!」という傑作でした! 2期も決まったそうなので、しっかりと見届けようと思います。
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