「深刻に苦しんでいる」“苦境”の鎌田大地、地元メディアはボランチ起用に疑問符「日本代表では悪く見えない」
「もっと高い位置で起用するほうがはるかに良い」
危険なタックルで一発退場になったことで、鎌田大地に対する厳しい声は増している。 フランクフルト時代の恩師オリバー・グラスナーに誘われ、今季からクリスタル・パレスに移籍した鎌田。だが、プレミアリーグではここまで得点やアシストがなく、期待に見合わない出来だと指摘されている。前節のレッドカードで印象はさらに悪くなった。 【画像】三笘薫、鎌田大地ら海外組がジャカルタ到着!私服で登場した日本代表戦士! 専門サイト『We Are Palace』は11月12日、「カマダはクリスタル・パレスで深刻に苦しんでいる」と報道。「代表では36キャップで8得点。パレスで見えるほど悪い選手でないことは明らかだ。そのレベルに回復させるために、グラスナーにできることを見ていこう」と、起用法について伝えている。 グラスナーはボランチと2列目で鎌田を起用している。同メディアはフランクフルト時代に指揮官が93試合のうち57試合で鎌田を攻撃的なセントラルMFとして使い、選手が15得点、6アシストを記録したことを紹介した。 「これは6番ではなく、もっと高い位置で起用するほうがはるかに良いということだ。6番では彼の攻撃的なクオリティを本当に示すことができず、プレミアリーグではフィジカル的に弱く見える」 「興味深いのは、彼が左サイドのウインガーとしても5回起用され、2得点、2アシストとうまくやっていることだ。クリスタル・パレスのファンは、直近のリーグ・カップでのアストン・ビラ戦で勝利した際、カマダが得意の右足でカットインしたときの有効性を見ている。このポジションのほうが彼にとって実りがあるかもしれない」 エベレチ・エゼとの共存については、「両選手ともキャリアを通じ、左足も強力であることを証明してきた。そして攻撃的な中盤としてポジションを入れ替えられるだけの経験も積んでいる」と続けた。 「もちろん、グラスナーが獲得したカマダは、チームのより優れた選手(エゼ)を動かすほどのことをしていない。だが、フランクフルト時代を考えれば、攻撃面での苦戦が続くなら、夏の補強である彼を押し上げたり、左サイドにするほうが実りはあるかもしれない」 一発レッドとなったことで、鎌田は3試合の出場停止も消化しなければならない。日本代表MFはこの苦境を乗り越えられるのか。指揮官の起用を含め、今後の巻き返しが期待される。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部