捨てないで!「コーヒーかす」を観葉植物の肥料にする方法
観葉植物を成長させるために抽出後のコーヒーの粉(コーヒーかす)を使うことは、実はとても有益だ。第一に再利用することで、埋立地に廃棄されるゴミを少し減らすことができる。第二に土壌の質を改善し、植物によっては肥料として機能する。
詳しく知るために、ブルックリンを拠点に活動する植物研究家、作家、そしてインフルエンサーで、現在自宅のアパートで200以上の植物の世話をしているクリストファー・グリフィンと、ネブラスカ州オマハにある持続可能な植物とローカルグッズの店「Sheelytown Market」の経営者であるアメリア・ロッサーの2人の専門家に話を聞いた。 コーヒーのかすを観葉植物にどう使うのがベストなのか、それぞれが教えてくれたヒントを紹介しよう。 US版「エル・デコ」より。
なぜ、コーヒーのかすが観葉植物に有益なのか?
グリフィンによれば、使用済みのコーヒーかすには窒素が多く含まれている。この栄養素は、植物が葉緑素(クロロフィル)を生成し、健康に育つために不可欠なものである。また、使用済みのコーヒーかすは多くの家庭で簡単に手に入るため、肥料として無料で利用できる点も大きなメリットだ。
どんな種類の植物にコーヒーかすが有効か?
肥料となるコーヒーかすは、すべての植物が求めるものではない。しかし、この持続可能な方法が適している植物もある。グリフィンによれば、コーヒーかすに適した植物は、バラ、アザレア、ブルーベリー、トマト、アジサイ、シダ、シャクヤク、セントポーリア、シャクナゲ、ツバキなどが含まれているという。 「すべての植物がコーヒーかすでうまく育つわけではないので、使う前にその植物の性質をよく調べてください。植物によっては、コーヒーのかすを土に入れるとよく育つものもあります。アジサイがその代表です」と、彼女は説明する。 アジサイの花の色は土壌のpHに影響されることがあるが、コーヒーかすはpHを下げるのに役立ち、アジサイの鮮やかな青や紫の色合いをより豊かにするのだ。 「アザレア、シャクナゲ、ブルーベリーなどの酸性の土を好む植物も、コーヒーかすのわずかな酸性が役に立ちます。ただし、土を酸性に傾けすぎないよう、コーヒーかすの使用量は控えめにすることを忘れないでください」と、続けて注意する。