ちなみに15年前、河村たかし前市長が初登庁で市長のイスに座ったときには。 （河村たかし市長・当時） 「イスはあんまりたいしたことないな」 市によると、市長の交代を機に、15年ぶりにプラスチック製から、革製のイスに"刷新"したそうです。 ■チーム名古屋市復帰で「風通しのいい職場にしたい」 副市長時代からおよそ3年ぶりの「チーム名古屋市」復帰。市の幹部との顔合わせではこんな場面も。 （総務局長） 「広沢副市長…広沢市長、ご当選おめでとうございます」 笑いが起こり、明るい雰囲気で始まった広沢新市長の初登庁。職員への就任あいさつでは。 （広沢市長） 「私と皆さんの関係、何でも言い合える関係でありたい。風通しのいい職場じゃないといいアイデアが出ない」 ■「お久しぶりですね」緊張した空気が… その後、選挙で対立した議会にも挨拶に。 （自民党名古屋市議団 藤田和秀団長） 「改めてご当選おめでとうございます」 （広沢市長） 「ありがとうございます」 （藤田団長） 「お久しぶりです。まともに話すのは幾年かぶりで」 （広沢市長） 「そうですね」 （藤田団長） 「またこれからよろしくお願いします」 （広沢市長） 「今後ともよろしくお願いします」 緊張した空気が…。それでも今後、市民税10％減税など、公約を実現するには議会との協力は不可欠です。 （公明党名古屋市議団 澤田晃一団長）  「広沢市長のカラーを存分に出していただいて、真摯に」 ■15年ぶりの新市長に名古屋市民の期待は? 230万都市ナゴヤの舵取りを任された広沢新市長。15年ぶりのトップ交代で、市民の期待は。 （40代） 「やっぱり手取りは増やしてほしい。給料が増えてもその分（税金などで）取られてしまう」 （40代） 「子どもがいるので、子育て世代の支援も充実させてほしい」 （30代） 「政策としては河村前市長が減税を進めてきたから、減税して名古屋を住みやすい街にしてくれれば」 （30代） 「せっかく交代したなら、個人の色を出してもらってもいいのかな」

広沢新市長は11月26日、名古屋市議会と向き合うことになる「議員総会」に出席します。