４回１死一、三塁、岡本和真が右越え３ラン本塁打（カメラ・相川　和寛）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　広島３―５巨人（９日・マツダスタジアム） 　巨人が首位・広島に快勝し５連勝、単独首位に浮上した。先発の山崎伊織投手は不運な失点もあり７回途中３失点（自責２）で降板となったが、３回に逆転３ランを放った岡本和真内野手の犠飛などで８回に勝ち越し、そのまま逃げ切った。マツダスタジアムでは今季初勝利（４敗２分け）。 【写真】豪快！岡本の１５号３ラン！ 　山崎伊は３回１死から会沢翼捕手に左前打、森下暢仁投手の二遊間への当たりは併殺かと思われたが遊撃・泉口友汰内野手がはじき（失策）、１死一、三塁のピンチ。秋山翔吾外野手の左飛で三塁から会沢がホームを狙い、左翼・佐々木俊輔外野手の本塁への送球がそれて生還、犠飛となり、１点を奪われた。 　１点を追う巨人は４回に主砲の一発で逆転。１死から吉川尚輝内野手がチーム初ヒットとなる中前打、ヘルナンデス外野手は右前打で続き、１死一、三塁とすると、４番・岡本和真内野手が流し打ちで右翼スタンドに運ぶ１５号３ラン本塁打。一気に試合をひっくり返した。 　山崎伊は４回、２つの四球で１死一、二塁とされたが、菊池涼介内野手を遊ゴロ併殺打。５回は３者凡退に抑えた。 　６回、先頭の矢野雅哉内野手の一塁線への強い当たりは、イレギュラーして一塁・岡本和真内野手の右肩に当たってスタンドに入り、エンタイトルの二塁打。野間峻祥外野手の二ゴロで１死三塁となり、小園海斗内野手の遊ゴロの間に三塁走者の矢野が生還し、１点差に迫られた。 　山崎伊は７回、先頭の大盛穂外野手に左前打、送りバントで１死二塁とされたところで降板。２番手でケラー投手が登板し、代打・田中広輔内野手を二ゴロで２死三塁とされると、代打・上崇司内野手に右前タイムリーを許し、同点とされた。ケラーはここで降板し、３番手で高梨雄平投手が登板し、秋山を左飛に抑えた。 　同点に追いつかれた巨人が８回、広島の２番手・島内颯太郎投手を攻め、１死から吉川が右前打、ヘルナンデス外野手は左翼線二塁打で１死二、三塁とすると、岡本和がしっかり右犠飛を放ち、三塁から吉川が生還し、勝ち越し。さらに途中出場の門脇誠内野手が右前打を放ち、貴重な５点目を挙げた。 　２点をリードした巨人は８回２死まで高梨、その後はバルドナード投手が登板し無失点。９回は守護神・大勢投手が３人でピシャリと抑え、逃げ切った。