【巨人】丸佳浩―佐々木俊輔の新1、2番コンビで5得点 14試合ぶりの4得点以上で2連勝
◆JERA セ・リーグ DeNA2―6巨人(28日・横浜) ソフトバンクから移籍し、今季絶好調のサブマリン・高橋礼投手が3勝目を目指して先発したが、5回途中まで投げ、1安打7四球2失点で降板。打線は同点の5回に2点を勝ち越し、14試合ぶりとなる4得点以上を奪うと、8回にも2点を追加し、そのまま逃げ切り2連勝となった。勝ち投手は5回のピンチで好リリーフした堀田賢慎投手で、22年8月5日・ヤクルト戦(神宮)以来632日ぶりの白星となった。 球団史上ワーストの13試合連続3得点以下と苦しんでいる打線は大幅に打順を変更。丸佳浩外野手が「1番・左翼」、吉川尚輝内野手が「3番・二塁」で先発出場。中山礼都内野手は「6番・三塁」で今季初スタメンとなった。 組み替えた打線は1回に2死満塁としたが中山が一ゴロで無得点。3回も同じく2死満塁で中山を迎えたが、二ゴロに倒れ好機を生かせなかった。 4回にようやく先取点。1死からこの試合8番に入る門脇誠内野手が左翼線二塁打。2死となったが丸が中前にタイムリーを放ち、1点。さらに佐々木俊輔外野手が右翼線を破る三塁打を放ち、2点目を奪った。 2点の援護をもらった高橋礼が直後の4回に追いつかれた。先頭の佐野恵太外野手に四球、牧秀悟内野手にはこの試合初めてのヒットとなる左翼線二塁打、宮崎敏郎内野手にはストレートの四球を与え無死満塁。ここで、楠本泰史外野手の二ゴロでまず1点、続く関根大気外野手の二ゴロでもう1点を失い、同点とされた。 5回の高橋礼は制球が定まらず、1死から度会隆輝外野手、石上泰輝内野手、佐野に3連続四球を与え、阿部慎之助監督がマウンドに行き降板を告げた。この1死満塁のピンチで登板した2番手・堀田賢慎投手は牧を三ゴロ併殺打に打ち取り、雄叫びをあげたガッツポーズした。 堀田がピンチを救った直後の5回、勝ち越しに成功した。先頭の小林誠司捕手が中前打、門脇はバントで送れず一塁走者となったが、二塁盗塁に成功。2死二塁から丸がこの日3本目のヒットをなる右中間タイムリー二塁打。佐々木が2打席連続の長打となる左中間二塁打で続き、2点を勝ち越した。 6回からは3番手で井上温大投手が登板し、2イニングを無失点と好救援。 8回には死球で出塁の門脇が二塁盗塁、代打・湯浅大内野手の送りバントで1死三塁とすると、丸が3打点目となる右犠飛を打ち5点目。さらに、3本目の安打となる左前打で出塁した佐々木が、吉川の右越え二塁打で生還し6点目を奪い、リードを4点に広げた。 8回からはソフトバンクから移籍の泉圭輔投手がマウンドにあがり、2イニングを抑えて逃げ切った。
報知新聞社