ロスターの再編に取り組むラプターズ…シアカムは西地区球団へのトレードが濃厚?
12月31日に主力フォワードのOG・アヌノビーをニューヨーク・ニックスへトレードし、ロスター陣の再編に取り組んでいるトロント・ラプターズ。1カ月後に迫ったトレード期限に向け、2019年の優勝に貢献した生え抜きのパスカル・シアカムを交えた交渉も進められているようだ。 【動画】“Spicy P”の異名を持つシアカム! 現地番組『The Rally』に出演した『The Athletic』のシャムズ・シャラニア氏によると、ラプターズはウェスタン・カンファレンスの強豪チームとのトレードを模索しており、なかでもサクラメント・キングスがその筆頭候補だという。 キングスはエースガードのディアロン・フォックス、技巧派ビッグマンのドマンタス・サボニスの横にシアカムを並べることに興味を示しているようだ。キングスは昨シーズンに17年ぶりのプレーオフ出場を果たし、今シーズンも20勝13敗で西地区の5位に位置。今年も優勝争いに絡むであろうチームの一つだ。 爆発力あふれるルーキーシューターのキーガン・マレーや、ゴールデンステイト・ウォリアーズで優勝に貢献したハリソン・バーンズ、ベンチからの起爆剤として活躍しているマリーク・モンクなど、キングスはエースの脇を固める実力者を揃えている。 一方、『BASKETBALL ON 𝕏』に出演した『TNT』のクリス・ヘインズ氏はウォリアーズへの移籍が濃厚であるとコメント。2人の著名記者で意見は異なっているものの、この2チームがシアカムの移籍先として可能性が高いことが示唆されている。 今シーズン、ラプターズでの8年目を迎えているシアカムは1試合平均22.4得点6.6リバウンド4.9アシストをマーク。昨シーズンに比べて大幅にパフォーマンスを落としているとは言えないが、チームは14勝20敗でイースタン・カンファレンスの12位に沈んでいる。 今シーズン終了後に制限なしのフリーエージェントとなるシアカム。現地時間2月8日のトレードデッドラインに向け、2度のオールスター選出を誇るフォワードには注目が集まるだろう。
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