漫画『ワンパンマン』作画の息子が全国高校生ボディビル2位に! 「まるで主人公のサイタマだ」と話題に 筋トレの重量はまさかの「1トン」!?
将来の夢は「絵も描けるミスター日本」
村田さんがトレーニングと双璧で力を入れるのはイラストだ。部屋の壁は隙間なく制作した作品で埋め尽くされ、SNSでは有償でのイラスト作成も請け負っている。 「絵は幼稚園のころから描いています。筋トレより歴が長いですね。父に直接教わってではなく、描いている姿を真似て始めました」 影響を受けた漫画は『北斗の拳』『ドラゴンボール』、そして『ワンパンマン』。 「父が有名な作品を差し入れてくれるので部屋にはたくさん本がありますが、ほとんどの時間をジムで過ごすため読んだ数はそんなに多くはないと思います。ただ、この3作品にはすごく感銘を受けました」 ワンパンマンのなかで好きなキャラクターはガロウ(ヴィランでありダークヒーロー。主人公と対をなす最強人物として描かれる)。反骨心から成り上がっていく姿に共感しているからだという。 「将来は、絵も描けるミスター日本(ボディビル最高峰の舞台である日本男子ボディビル選手権大会優勝者)になりたいです。今までそういう人はいなかったと思うので、面白いかなと。直近の目標では、『JURASSIC CUP』(※)のルーキークラスに、参加年齢に達したらチャレンジしたいです。フリーポーズでまたワンパンマンの曲で決めたいですね」 近年、ボディビル界に続々と台頭する個性的なニューフェイスに、また一人強烈な人物が拳を突き上げた。 (※)レジェンドボディビルダーとして名を馳せる木澤大祐(きざわ・だいすけ)選手および合戸孝二(ごうど・こうじ)選手主催の新興ボディビル大会。アンチドーピングボディビルディングの推進と、高額賞金による選手の生活向上を掲げている。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。 ※タイトルに誤りがありましたので、下記の通り訂正させていただきました。 作者→作画
文:にしかわ花 撮影:中島康介