兵庫・斎藤知事、“告発者捜し"指示を認める 告発文は“ひぼう中傷”と主張
そして、全てのきっかけとなった元幹部職員の告発文書について、当初、誰が作成したのかという犯人捜しを「知事が指示した」という証言が出ていました。 ──知事は告発文書の内容について、調査してくれと指示したんでしょうか? 兵庫県 斎藤元彦知事 「そうですね、どなたが作成したか、意図含めて事実がないことが多いと感じたので、しっかり調査して、事実ではないという事を明示していく事が大事だと思ったので『そこも大事だね』という指摘をした」 “犯人捜しを指示した”と認めた知事。ただ、今回の告発文書は県の通報窓口を利用しているため、通報した人を保護する観点から、告発者捜しをした場合、法に触れる可能性があります。 ──(専門家が)この文書が送付された時点から、公益通報として扱わないといけないと。(告発者捜しは)違法であると思うが、知事の認識は? 兵庫県 斎藤元彦知事 「あの、ありません」 ──全くないですか? 兵庫県 斎藤元彦知事 「はい。私としては、やはり文書の内容はひぼう中傷性の高い文書。うわさ話をあつめて作成したという事でしたので、公益通報に該当するとは今でも思っていない」
知事は、告発文書ではなく“ひぼう中傷”と認識。結果、懲戒処分となり、その後、自殺したとみられる元幹部職員。 兵庫県 斎藤元彦知事 「亡くなられた事は残念と思いますけど、我々は対応は一つ一つやってきた」 ──どんどん疑惑が広がっていって、今この現状、それでも道義的責任を感じない? 兵庫県 斎藤元彦知事 「いろんな道義的責任と指摘されていますけど、私は、そこは県が行政機関としてやっている以上、そこも含めて、私としてはちゃんとやってきたと思っています。道義的責任が何かというのが私はわからない」 ──真相解明を我々は求められている、実感していますよ、皆 兵庫県 斎藤元彦知事 「それは委員の個人的な意見だと思いますけれども、職員がアンケートに協力いただいているとか、そういったところまで否定するつもりもなくて、きちんとしていただいている事は感謝申し上げております」 斎藤知事は改めて辞職を否定しています。