早期の運行再開願って JR真室川駅開業120周年感謝祭
今年で開業120周年を迎える真室川町のJR真室川駅開業感謝祭・町大収穫祭が3日、同駅前の特設会場で開かれた。今年7月の大雨で、同駅を含むJR奥羽本線新庄―院内(秋田県湯沢市)間は線路や架線が被災して運休中だが、来場者はイベント参加を通じて早期の運行再開を願った。 会場ではミニSLの乗車やテントサウナの体験が行われたほか、アユの塩焼きや新鮮な野菜などを販売する店とキッチンカー約20店が出店し、家族連れなどでにぎわった。ミニSLに乗った真室川小1年の山田和空(わく)さん(7)は「汽笛の音が本格的で、風が気持ちよかった」と話した。 同駅は1904(明治37)年に開業し、町の物流、人流を支えてきた。今夏の大雨被害の後、新庄―院内間では9月からバス代行輸送が続けられており、運行再開は来年4月下旬以降になる見通し。