『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』本予告公開 キャスト・監督らのビデオメッセージも
6月28日より新宿ピカデリーほかで全国公開される『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』の本予告とメインキャスト、監督、プロデューサーによるビデオメッセージが公開された。 【写真】1人2人役で主演を務めたティティヤー・ジラポーンシン 本作は、ふたご姉妹監督によるふたご姉妹の映画。中学生のユーとミーは一卵性双生児の姉妹で、生まれた時からずっと、どんなことでも一緒だった。隠し事ひとつなく、なんでもシェアしてきたふたり。違いがあるとすれば、ミーの頬に小さなほくろがあることくらい。そんな絶対的信頼関係のふたりに、いつもとは何かが違う時間が流れはじめる。同級生のマークが彼女たちの前に現れたからだ。1999年、世の中はY2K問題で世界が終わると大騒ぎしていた年。シェアすることのできない“初恋”という感情に揺れるユーとミー。ふたりの忘れられない夏が、まもなく終わりを告げようとしていた……。 監督を務めたのは、本作が長編映画デビューとなった一卵性双生児の姉妹、ワンウェーウ・ホンウィワットとウェーウワン・ホンウィワット。プロデューサーには、『女神の継承』などの監督で知られるバンジョン・ピサンタナクーンが名を連ねている。製作・配給は、ホラー映画を得意とし、『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』『ハッピー・オールド・イヤー』などのアート作品の製作や、『BLUE GIANT』や『パスト ライブス/再会』などのタイ配給にも取り組んでいるGTHが手がけた。 公開された本予告は、どんなこともシェアしてきたユーとミーが、初めて決して共有できない感情に揺れる様子が描かれている。一卵性双生児としてこの世に生を受けて、これまでどんなことも隠し事なくシェアしてきたユーとミー。しかし、ふたりの前に素敵な男の子マークが現れてから、彼女たちは初めてシェアできない“初恋”という感情に翻弄される。 また、ユーとミーの1人2役を演じたティティヤー・ジラポーンシン(愛称:バイポー)、マークを演じたアントニー・ブィサレー(愛称:トニー)、監督を務めたワンウェーウとウェーウワン・ホンウィワット姉妹、プロデューサーのピサンタナクーンからビデオメッセージも到着。バイポーはシャネルのセットアップに時計を纏い、「日本の劇場で私に会いに来てほしい」と流暢な英語でアピール。一方、トニーも英語で、「キスした相手がそっくりなふたごだったら混乱しますよね」とユーモアを交えて映画のストーリーを解説している。またホンウィワット姉妹は「本作でどの世代にも通じる思春期の切ない感情を感じてほしい」、プロデューサーのピサンタナクーンは「タイの田舎町の美しい風景とともに、才能あるタイの新人監督のデビュー作を映画館でぜひ観てほしい」と語っている。 さらに、モデル/DJとして活躍するツインズユニットAMIAYAよりコメントも到着。AYAは「ふたごのユーとミーが何よりも大切なものを思い出させてくれる」、AMIは「双子の絶対的特別な絆を描いてくれる特別な作品」と本作を称賛している。 【AMIAYA コメント】 ●AYA 至るところに散りばめられられた 双子特有の感情の描写は私の事を映しているかの様で、幼い頃からの記憶を呼び覚まされているかの様な感覚に。 胸の奥がギュッと締め付けられる 言葉に出来ないあの感情、痛み。 誰にも理解してもらえないだろうと蓋をしていたけれど、どこか腑に落ちるような、 肯定されているかような気持ちにもなれた。 個々のアイデンティティを持ちつつも 生まれる前から、遺伝子レベルで一緒 私達の双子の不思議な絆は 純粋が故に時に複雑に絡み合う これは双子の運命(さだめ)なのだろうか 決して引き離す事は出来ない 特別な力が宿っている様に思う ひとつ言えることは、 愛を知る以前に 愛に触れていたこと 人はひとりでは生きていけないことを 身を持って知っていること "双子で良かった…!" 私の人生で1番幸運な出来事 ふたごのユーとミーが 何よりも大切なものを 思い出させてくれるのです 忘れられない夏が、私にも確かに存在した。 ●AMI 生まれてから離れた事がなく ずっと一緒のユーとミーが自分自身の双子の幼少期の記憶と重なり、 言葉に言い表すことが出来ない双子の絶妙な感情を描いていて 何度も胸が締め付けられるように熱くなりました。 最初から最後までなんだか自分達を見てるようで懐かしくて、切なくて、愛しい気持ちが溢れてくる時間でした。 タイの田舎町ナコーンパノムの情景や、おばあちゃんのお店、 蓮の花の池など生活を感じられる美しい街の景色も見どころ。 一緒にお風呂に入ったり、隣りで眠ったり、ふざけて踊ったり、秘密基地を作ったり。 マークとの甘酸っぱくも複雑な時間。 日常の些細な瞬間、家族や大切な人、愛する人と過ごす時間がどれだけ貴重で愛しい時間なのか。 自分自身の感情と向き合いながら少しずつ成長していく登場人物1人1人が愛おしい。 双子の絶対的特別な絆を美しくピュアに描いてくれてる素晴らしい作品。 宝物の様な瞬間に出逢いに行って欲しい。 PS 私達は予告編を観て号泣していました。笑
リアルサウンド編集部