「これだけ積もるのは今季初めて」 北信濃にまとまった雪 雪かきに追われる住民も
県内は25日、強い冬型の気圧配置となり、北部を中心にまとまった雪が降った。長野地方気象台によると、同日午後9時までに記録した積雪の最大値は野沢温泉で14センチ、信濃町で6センチ、飯山で3センチ。26日も所によって最低気温は氷点下まで下がるが、おおむね晴れる見込みという。 【写真】積もった雪で遊ぶ子ども
25日朝、下水内郡栄村では除雪車が国道を行き交い、雪かきする住民の姿があちこちで見られた。会社員広瀬和哉さん(46)は自宅庭の雪を片付けながら「これだけ積もるのは今季初めて」。村からの委託で1人暮らしの世帯の除雪をして回っていた広瀬仁さん(78)は「安全第一で除雪します」と話し、慣れた手つきで除雪機を動かした。
倒木の影響で、JR飯山線は戸狩野沢温泉―十日町間の下りと森宮野原―戸狩野沢温泉間の上りの運転を一時見合わせた。しなの鉄道北しなの線も豊野―妙高高原間で一部の列車を運休した。また、栄村と上水内郡信濃町などの一部地域では停電が発生した。中部電力パワーグリッド長野支社(長野市)によると、倒木で電線などの電気設備が損傷したことが原因。
気象台によると、26日朝の最低気温は軽井沢で氷点下5度、松本で同3度、長野と諏訪で同2度、飯田0度の予想。