久保建英がチャンス作っても点が入らない…… 『474分間も無得点』状態のソシエダが迎える正念場
ラ・リーガでは7位まで順位が落ちている
日本代表MF久保建英の所属するレアル・ソシエダが1つの正念場を迎えている。前線に実力者を揃えてはいるのだが、得点が決まらないのだ。 現在は深刻な決定力不足の状態が続いていて、その始まりは1月末のラージョ戦からだ。このゲームをスコアレスドローで終えたソシエダは、そこからジローナ(0-0)、スペイン国王杯・準決勝1stレグのマジョルカ戦(0-0)、オサスナ(0-1)、そして先日行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグのパリ・サンジェルマン戦(0-2)と、5試合続けて得点を奪えていない。 スペイン『as』は「474分間も無得点」とソシエダの現状を不安視していて、チャンスを作っても決めるべき選手がいない。特にセンターフォワードでは大怪我から戻ってきたサディク・ウマルも久保が作った決定機を外すなど、まだポテンシャルを発揮できていない。 今季はアンドレ・シウバをライプツィヒからレンタルで迎えているが、前半戦は負傷でほとんど出場できなかった。復帰した今もコンディションが完璧に戻ったとは言えず、まだソシエダ移籍後は国王杯で1ゴール決めただけだ。 ここ最近の5試合は、チーム全体としてシュートまでは何とか持ち込めている。スコアレスドローに終わったジローナ戦も11本シュートを放っており、0-1で敗れたオサスナ戦では21本、0-2で敗れたPSG戦でも9本放ったが、枠内に飛ばない。オサスナ戦は21本中枠に飛んだのは3本、PSG戦に至っては0本だ。 久保ら2列目を中心に作ったチャンスをどうゴールへ結びつけていくのか。リーグ戦では7位まで順位を落としており、来季の欧州カップ戦出場へ決定力アップが課題だ。
構成/ザ・ワールド編集部