5回、右前打を放つドジャース・ロハス（撮影・西尾　大助）

　◇ナ・リーグ　ドジャース3―5ジャイアンツ（2024年6月28日　サンフランシスコ） 　ドジャースの大谷翔平投手（29）が28日（日本時間29日）、敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。第4打席に3試合連続とする安打を放ったが、第1、2打席は微妙な球審のストライク判定にも泣き、3打数1安打。安打を打てば24戦全勝と不敗神話を誇っていたミゲル・ロハス内野手（35）が安打を放って1得点したが、チームは9回に同点に追いつく粘りを見せながらサヨナラ負けを喫して不敗神話もストップ。連勝が4で止まった。 　5回、ロハスが右前打で出塁すると、ラックスが適時二塁打を放って先制。大谷が無死三塁で申告敬遠で歩かされて一、三塁となると2番スミスが中前に適時打を放った。しかし、その裏にジャイアンツのマトスが反撃のソロを放つと、6回にチャプマンが左越えに逆転2ランを放った。 　チームは1点を追う9回にジャイアンツの守護神ドバルに対し、先頭のパヘスが三塁打で出塁。ヘイワードが犠飛を打ち上げて同点に追いついた。しかし、その裏に5番手で登板したトライネンが無死一塁からワイズリーにサヨナラ2ランを被弾。今季4度目のサヨナラ負けを喫した。 　ロハスは試合後「ドジャースファンや世界中から観戦してくれたファン全員に感謝を伝えたい。とてもがっかりしたね。素晴らしい試合だったし、私は皆さんのソーシャルメディアの投稿も見てきた。今日は2点を取ったときに私は緊張しながらプレーしていた。勝ちたいからね。みんなが注目しているような感じだった。ある意味タフだった。でも、結局のところ、これは試合の一部。私は楽しむことができた。明日からまた再出発できることを望んでいる」と振り返った。 　5回に安打を打った瞬間に中継局のアナウンサーが「もう勝った！」と叫んでいたことを伝えられると「そこで試合を止めるべきだったね（笑い）。勝つためにまた安打を打つよ」と新たな記録に向けて前向きに話した。 　9回に一時同点としたチームの粘りについては「9回にパヘスの打球を相手の中堅手が落として三塁打になって、試合に勝つチャンスが出てきたと思った。かなり良いチャンスを得た」とコメント。サヨナラ弾を浴びたトライネンについては「ブレイクは私たちのために本当に良いボールを投げた。私たちは明日ここに戻って、もう一度度やり直すつもりだ」とかばった。