「金メダルを取りたい」川崎からパリ五輪に選出された19歳・高井幸大が意欲語る!“高井節”健在も、前日の練習後とは違った“内に秘めたる闘志”見せる
7月3日、日本サッカー協会はパリ五輪に挑むU―23サッカー日本代表のメンバーを発表した。その中で、唯一の10代となったのが川崎フロンターレの高井幸大だ。 ■【画像】発表前日に谷口彰悟と高井幸大が一緒にクラブハウスから登場! 「貴重な姿」公開!■ 3日の午後、高井が取材に応じた。選出直後とあって番記者だけでなくテレビカメラも複数台並ぶ中、高井が登場。高揚する素振りもなく、ひょうひょうとしたいつもの姿を見せた。 最初に行われたテレビ局による代表質問にも、それは変わらない。 「今の心境は」……嬉しいです。 「発表の瞬間はどのように?」……パソコンで見てました。 「チームメイトと一緒に?」……そうですね、はい。 「パリ五輪はどのような大会?」……とても大きな大会だと思いますし、精一杯頑張りたい。 「どんなプレーを見せたい?」……いつも川崎で見せているプレーを、代表でもできたらいいかなと思います。 「意気込みは?」……出場するからにはもちろん優勝したいですし、それを目指せるメンバーもそろっているので、チーム一丸となって頑張りたい。 一つ一つのフレーズはけっして長くなく、いつも通りの“高井節”。U―23アジアカップでプレッシャーを受けながらも優勝を手にした大岩ジャパンで主軸として力を見せたように、どのような状況でも平静を保つのはその特徴でもある。
■前日の練習後
この前日、高井幸大は麻生グラウンドで暑さの中で汗を流した。クラブハウスに引き上げる高井に、パリ五輪のメンバー発表を翌日に控えた中での心境を聞いた。その答えは、「特にないです」というもの。緊張はなく、いつもと変わらないという。 同じくユース出身で年齢も近い由井航太に、高井の様子を聞いてもあまり変わったところはないというから、高井の言葉に混じりっ気はない。その質問を由井に聞いたのは、4年後、高井同様にメンバー発表を“当事者”として迎えるから。ここから4年という大きな歳月の中で、この節目の日をどういう風に捉えているか、そして、身近にそうした選手がいることでどんなことを感じているのかを知りたかったからだ。 ちなみに由井は、目標から逆算して積み重ねていくタイプではない。積み重ねた先にそうした“栄えある場”や成果があってほしいという。現在、最も悔しさを抱えているのは試合に出られていないこと。まずはそこを乗り越え、次の積み重ねへと進むという。
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