城桧吏、『おっパン』翔と自身の違いは「そこまでないのかな」 繊細な引きこもりの高校生を熱演
◆城桧吏 『おっパン』インタビュー全文◆
――原田泰造さんとは初共演になるんでしょうか? 俳優のお仕事では初めてになります。一度、「ネプリーグ」に出演させていただいた時にお会いしたんですけど、覚えてくださっていて、それがとても嬉しかったです。いつもニコニコ笑いながら話しかけていただいて、とても話しやすい優しい方です。 ――「沖田翔」という役を頂いたときの感想を教えてください。 翔というキャラクターは、今まで演じたことのないキャラクターで不安もありましたけれど、新しい自分を発見できると思い、とても楽しみにしていました。翔は自分の「好き」をちゃんと伝える意思を持っていて、見ていて尊敬できる応援したくなるキャラクターです。だからこそ、翔というキャラクターをいろいろな人に理解してもらえるように伝えたいという気持ちもあります。 ――漫画原作の作品ですが、沖田翔を演じるに当たって心掛けたことはどんなことですか? また苦労したところを教えてください。 翔のセリフを自分自身に落とし込んでいって、お父さんや他人からこう言われたら、こういう反応で傷ついちゃうのかなというのを考えながら演じていくことに気を付けてやっています。 苦労した点で言うと、髪の毛を結んだりグロスをきれいに塗るなど、そういう物理的な部分ですね。 ネイルもそうですが、髪の毛の編み込みもしたことがなかったので、メイク系の動画を調べたりして勉強しました。 ――ご自身と沖田翔の似ている部分、異なる部分を教えてください。 似ているところは、同じ年ぐらいの子より、どちらかと言うと年上の方が話しやすいですね。同じ年くらいの子だと話しかけるのに抵抗があって、自分から話しかけるのが苦手かも…。 あと、家に結構ぬいぐるみがあって、パステルカラーのものも好きです。カワイイものが好きという点は一緒かなと思いました。 違う点はメイクをしたことがない。そういうところは違うかな。 翔と違う点は、そこまでないという感じですね。 ――最後にドラマを通じて伝えたいことは? 多様性への理解が必要な今、この作品に携わることができて改めて深く考えるきっかけとなりました。“自分自身が大切だよ”“自分の個性をなくしてはいけない”“ありのままの自分で生きていいんだよ”など、人に無理して合わせることもなく自分らしさを出して生きてほしいというのを伝えたいです。