水路の水が濁る・泡立つ・・・基準値超えの「鉛」が検出された産廃処分場をめぐって住民ら3団体が県に要望 「地域にもう住めなくなるのではと心配」 広島
中国放送
基準値を超える「鉛」が検出された三原市にある産廃処分場について、近隣の住民らが、県に対し、原因の解明などを要望しました。 【写真を見る】水路の水が濁る・泡立つ・・・基準値超えの「鉛」が検出された産廃処分場をめぐって住民ら3団体が県に要望 「地域にもう住めなくなるのではと心配」 広島 県の産廃対策課に要望書を提出したのは、地元の2つの町内会と住民団体の3者です。 三原市にある安定型最終処分場の本郷処分場では、浸透水から、基準値を超える「鉛とその化合物」が検出されたとして、事業者が県の勧告を受け、現在、埋め立てなどを中止しています。 県によると、処分場の排水が流れる水路からは、「鉛などは検出されなかった」ということですが、住民たちは、自らが同じ場所で行った簡易検査では基準値を超えて検出されたとしています。 三原市本郷町南方日名内下町内会 水野克成会長) 「(水路の水が)濁っとるやら泡が出とるやらで、おいおい、これ田んぼに入れられんじゃないか言うてね。村(日名内地域)に、もうこれは住めなくなるぞというのがあれ(心配)で、なんとかしてもらいたい」 住民らは、原因解明を業者任せにせず、県として取り組むことや、住民説明会の開催などを要望し、9月10日までの回答を求めました。
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