岡田結実「世間から明るいと思われていますが…」1歳から雑誌で活躍するも、進路に迷った中学3年生のとき
岡田さん:「勉強はずっとしていなさい」って言われてました。学業もそうですが、「いろいろな知識や情報など、常にアンテナを張って吸収しておくんだよ」といったことは言われ続けていたと思います。本もそうですね。父は結構、読書家なので、ビジネス本とか自己啓発本をよく読んでいた記憶がありますし、読書の良さを教えてくれたのかな。私も父の影響なのか、時間があれば小説もときどき読みますよ。
■世間のイメージとのギャップ ── モデルにバラエティ、活動の幅も広いですが、世間から見られるイメージと、実際のご自分の性格を考えてギャップを感じることはありますか? 岡田さん:たぶん、世間的には明るく元気な印象があるかもしれませんが、皆さんがイメージするほど喋るタイプではないんですよ。そのぶんというか、私の周りにいる人たち、母や親友たちは活発にお話しする人が多いので、一緒にいて安心します。 また、モデルやバラエティ、いろいろな顔がありますが、ここの面ではここを見せようとか。ここではこう出そうってプロデュースしていくのも楽しいですし、そう考えている自分も好きなんだと思います。
── いろいろお話を伺っていると、岡田さんはとても落ち着いている印象を受けます。周りの方からそう言われることはありますか? 岡田さん:たしかに「変に達観している部分はあるよね」って小さい頃から言われていました。育ってきた環境なのか、なんでしょうね。あと、関係しているかわからないですけど、子どもの頃から小説が好きだったので、本を通して人の価値観に触れたり、こういう人生があるんだって知ってから、少し引いて物事をみることがあるかもしれないです。
自分でもつまらない人生だなと思うのは、本当に落ち込むことがなさすぎるんです(笑)。たまに「挫折はありますか?」と聞かれることもありますが、もちろん日々の小さな挫折はあるし、人と比べてへこむこともあるんですけど、じゃあ大きな挫折があったかっていうと思い浮かばないんですよね。 よく、偉大な人達が成功するまでに「あの挫折があったから…」みたいな話を聞くじゃないですか。でも、挫折なんてないならない方がいいし、なんで挫折が必要なんだろうって思っちゃうタイプなので(笑)。