大谷翔平 史上初両リーグでハンク・アーロン賞受賞 昨季に続き2年連続2度目 連続受賞はイエリチ以来
大リーグ機構(MLB)は14日(日本時間15日)、両リーグで傑出した打者を選ぶ「ハンク・アーロン賞」の受賞者を発表し、ナ・リーグはドジャースで大リーグ史上初の「50―50(54本塁打、59盗塁)」をマークし、本塁打と打点王に輝いた大谷翔平投手(30)が2年連続2度目の受賞。エンゼルスに所属した昨年に続いての受賞で、両リーグでの受賞は大リーグ史上初の快挙となった。ア・リーグはアーロン・ジャッジ外野手が受賞した。 表彰式を欠席した大谷はビデオメッセージでコメント。「ありがとうございます。ハンク・アーロンさんにちなんで名付けられたこの賞を受賞できてとても光栄に思います。投票してくれたファンの皆さま、レジェンドの皆さまに心から感謝します。2025年にお会いしましょう」などと感謝の言葉を述べた。 1999年に創設されたハンク・アーロン賞は、メジャー公式サイトの記者らが各リーグの最終候補10人を選出。10月13日までファン投票が行われ、米国野球殿堂入りの元選手の投票も加味し、最終決定される。 ナ・リーグは大谷のほか、リーグ2位の39本塁打を放ったオズナ(ブレーブス)や過去に2度受賞しているハーパー(フィリーズ)、同僚のフリーマンらが候補入りしていた。大谷は昨年、3年連続の最終候補入りを経てアジア出身選手として初受賞していた。2年連続受賞は2018、19年に受賞したブルワーズのイエリチ以来となった。 大谷は今季、右肘手術の影響で打者に専念し、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁をマーク。OPS1.036もリーグトップだった。