群馬・茨城・栃木の3県警 「闇バイト」強盗事件想定し合同訓練
高額な報酬を受け取る代わりに犯罪行為を代行する、いわゆる「闇バイト」による凶悪な事件が相次ぐ中、群馬、茨城、栃木の3県警は、闇バイトを実行役とする強盗事件が発生した想定で合同訓練を行いました。 訓練は、群馬県館林市内で「闇バイト」による強盗事件が発生し、犯行グループ3人が逃走したという想定で行われました。事前にシナリオを知らせない「ブラインド型」で実施され、12日は群馬・茨城・栃木の警察から約80人が参加しました。 群馬県警の通信指令課では、目撃者から通報を受け「110番映像通報システム」で送られた現場の写真から実行犯の特徴や車のナンバーを割り出します。そして、現場周辺を管轄する館林と太田、大泉の警察署に「緊急配備」を発令しました。 一方現場周辺を捜索していた機動捜査隊が実行犯の車を発見。気づかれないように後方から追跡します。実行犯は応援に駆け付けた機動警ら隊によって確保されました。残る2人の容疑者は茨城と栃木方面に逃走したことから、群馬県警通信指令課は「広域緊急配備」を敷く流れも確認していました。