【プレイバック’94】ジャン・アレジと交際発覚前…モナコで「お忍びF1観戦」の後藤久美子を発見撮
10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は30年前の1994年6月17日号掲載の「独占!ゴクミ〝極秘モナコ行〟で見た『もうオトナ』」をお届けする。 【密会か!?】すごい…ゴクミと同時にモナコを訪れていたあの〝大物ジャニーズ〟 1987年に「美少女ブーム」の先駆けとなった「ゴクミブーム」を巻き起こし、「ゴクミ」の愛称が同年の『新語・流行語大賞』にも選ばれた後藤久美子。1994年当時は『男はつらいよ』シリーズなど数々の映画やドラマに出演し、20歳にしてすでにトップ女優となっていた。本誌がそんな彼女を意外な場所で発見した記事だ。(以下《 》内の記述は過去記事より引用) ◆脚を豪快に組み、すっかりリラックス 《ひょんなトコロで、意外な方をお見かけした。場所はF1モナコグランプリの観客席。脚を豪快に組み、すっかりリラックスした様子でレースを見守っているのは、そう〝元祖美少女〟の後藤久美子(当時20)である》 日本では常に10人近いスタッフに囲まれている彼女だが、このとき傍らにいたのは付き添いらしき年上の女性が1人だけ。少し前にNHKドラマの出演を終えたばかりの彼女は、当時1ヵ月近いオフの真っ最中だったようだ。ここモナコではずいぶんと羽を伸ばしていたようで、記事ではその様子を次のように伝えている。 《顔を知られていない気安さからか、観客席の彼女はあっちへブラブラ、こっちへブラブラ。男友達らしい姿が無かったのは残念だが、「レース後見かけたんですが、テレビで見るより化粧が濃い目でしたね」(日本人客の一人)なんて、日本では見られない〝意外な素顔〟を覗かせたりもしていたのだ。ま、ゴクミも20歳、いつまでも「美少女」ではないということでしょうか》 また、ゴクミとF1という取り合わせも、当時はかなり意外だったようだ。 《が、それにしてもゴクミが、わざわざモナコに出かけるほどF1好きだとは知らなかった。もともと車は好きらしいが、レース観戦中はフェラーリが目の前を通ると、身を乗り出すほどの熱中ぶりだったから、これはホンモノ。今回のモナコグランプリ、フジテレビは鈴木保奈美を特別レポーターに起用したが、来年は、もう人選に迷うことはないでしょう。ね?》 ゴクミが1995年にフランス人F1レーサーであるジャン・アレジとの交際を公表、1996年にはパリで事実婚生活を始めたことを知っている今となっては、彼女とF1の取り合わせは意外でも何でもないだろう。 二人が知り合ったのは1993年のF1日本グランプリで、その少し後に交際が始まったとされているため、このときモナコにはカレを応援するために駆けつけたのかもしれない。ちなみに記事で彼女が身を乗り出して応援していたというフェラーリに当時のアレジは所属していた。 すべてのキャリアを捨ててフランスに渡った彼女は、事実上芸能界を引退した形に。2男1女の母親となり、そのセレブな生活ぶりがときたま報じられることなどはあったものの、長らく『国民的美少女コンテスト』創設のきっかけとなった〝幻の女優〟という存在だった。 だが、山田洋次監督に乞われたことから、’19年の映画『男はつらいよ』で23年ぶりに映画出演することとなる。今年1月のスペシャルドラマ『顔』(テレビ朝日系)では、30年ぶりのドラマ復帰を果たすと同時に初となる母親役を演じた。同作品は『国民的美少女コンテスト』出身者である武井咲(30)とのW主演で、年齢を重ねても変わらぬ美貌が話題となっていた。 ’80年代にその自由奔放な発言が〝ゴクミ語録〟として有名になったゴクミ。信じた道をブレずに進むその生き方は今も健在だ。
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