広島県東部の玄関口、JR福山駅周辺でマンション建設ラッシュ 都心回帰や投資で需要
広島県福山市のJR福山駅周辺でマンションの建設ラッシュが続いている。2021年秋以降で少なくとも3棟が完成し、4棟が建設中、2棟が着工を予定する。三之丸町の福山駅前通り(西側)の路線価は3年連続で上昇し、都心回帰や投資などの需要は高い。今後、駅前広場の整備や駅東側エリアのまちづくりも進む見込みで、一帯の風景は大きく変貌する。 【写真】福山船町宝船会商店街近くに建設中のヴェルディ・ザ・タワー福山など 駅西側に広がる西町の一角。章栄不動産(広島市中区)が建設中の「The フローレンス福山城公園」(10階建て36戸)は来夏の完成を予定し、8月発売分は即日完売した。今秋には三之丸町でも15階建て40戸のマンションに着工する予定で、伊東健二マンション事業部長は「駅から徒歩圏内で利便性が高く人気のエリア。城周辺の物件は希少性も高い」と話す。 西町では単身者やファミリー向けの12階建て賃貸マンションの建設も進み、来年6月に完成する予定だ。ひまわり工業福山営業所(光南町)は「再開発が進み駅前に勤務する人も増えるはず。駅が徒歩圏内の賃貸マンションは転勤者の心をつかむのでは」とする。
中国新聞社