カンザスシティ・チーフスのトラビス・ケルシー

現地5日（月）に第58回スーパーボウルオープニングナイトに登場したカンザスシティ・チーフスのタイトエンド（TE）トラビス・ケルシーは、ガールフレンドのテイラー・スウィフトが日曜日に歴史にその名を刻んだ話に触れられた際、満面の笑顔を見せた。スウィフトは史上初めて、グラミー賞の最優秀アルバム賞を4度受賞したアーティストになったのだ。

「彼女はすごいよ。次々と歴史を塗り替えていくね。俺は俺でがんばってちょっとした光り物を持ち帰るよって伝えた」とケルシーは話している。

ポップ・ボーカル・アルバム賞と合わせて自身13回目、および14回目のグラミー賞受賞を果たしたスウィフトは、その直後にニューアルバムが間もなくリリースされることを発表。一方のケルシーは、来る日曜日にサンフランシスコ・49ersを倒して自身3度目のスーパーボウル優勝を遂げることを目指している。

「俺以上に俺にプレッシャーをかけることなんてできない。それは約束するよ。それがコンペティターの心ってもんだ。確かに彼女のおかげで新たに試合を見てくれるようになった人もいるから、そういう経験は楽しいね」とケルシーは話した。

スウィフトが急速に熱心なファンになっていく中、ケルシーとスウィフトの関係性によって、新たなNFLファンがたくさん誕生しつつある。

「俺が試合に、あまりにも多くのものをもたらしていたかどうかは、俺には分からない」と言うケルシーは、次のように続けた。

「ただそこへ行って、楽しむだけさ。テイラーには信じられないほどのファンベースがあって、そんなファンが彼女の人生を通じて、彼女を応援し、支えている。スウィフティたちがチーフスキングダムに集まり、彼らの前にフットボールの世界、スポーツの世界が開いていくのは楽しかった。すごい経験だよ」

オープニングナイトに先立って行われたスーパーボウル記者会見の席では、NFLコミッショナーであるロジャー・グッデルが、スウィフトが今季に与えた影響について触れている。