飛距離が伸びる「簡単シャドースウィング」を今週国内プロデビューした馬場咲希のコーチが解説【謎キャラコーチ『わきゅう』の気になる話♯84】
坂詰 それは、いつも言っているように、(クラブを持たずにアドレスした状態を作って)下半身を動かさずに上半身を回旋させる動き、上半身を動かさずに骨盤を回旋させる動きを身につけるんですよ。それがスムーズにできるようになれば、下半身のムダな動きはなくなります。 O編 その運動をしたときに、スウェイしたり、腰が引けたり、伸び上がったりする人は、実際にスウィングするときも、そういう動きになっちゃうって言ってたもんね。 坂詰 ええ。だから、いい動きをしたいなら、この運動をずっと続けていってほしいんです。で、それと並行して先ほど説明した動き(頭と下半身を動かさず、上半身だけを右に回旋させ、苦しくなったら、両ひざの位置を動かさずに、骨盤を右に回旋させる)を意識しながらシャドースウィングを繰り返す。そうすることで、少しずついい動きが身についてくるはずです。 O編 球を打ちながら動きを変えようとする人が多いけど、それだとなかなか効果が上がらないってことだよね。 坂詰 球を打つと、打感や飛距離や球筋ばかり意識して、体の動きに意識がいかなくなりますからね。以前にもお話ししましたが、体を動かすのは脳なんです。脳で意識して、正しく動かせるようになって初めて新しい動きが身につくわけです。ただ単にたくさん球を打っても、決して動きはよくならないので注意したいですよね。 PHOTO/Takanori Miki THANKS/GMG八王子ゴルフ場
週刊ゴルフダイジェスト