【ラグビー】日本代表ナイカブラが全快宣言「顔面の目の前まで圧を」26日オールブラックス戦
ラグビー日本代表（世界ランク14位）で23年W杯フランス大会にも出場したWTBジョネ・ナイカブラ（30＝東芝ブレイブルーパス東京）が21日、全快を強調した。 テストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2024」ニュージーランド（同3位）戦（26日、日産スタジアム）に向け、宮崎で合宿中。オンラインで取材対応し「自分自身や日々の成長にフォーカスを向けている。ポイントはハイボールキャッチと、ディフェンスです」とビッグマッチを見据えた。 1月に就任したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ（HC）体制でも主力としてけん引。だが、9月7日の米国戦で膝を痛めて戦線離脱した。現在は「通常通りのフィジカリティー」と回復し「引き続き、フィットネスの面を改善していきたい」と成長を誓った。 爆発的なスピードでのトライに期待が懸かるが、チームとしては強豪「オールブラックス」からの初勝利へ、攻守で重圧を緩めない意識を徹底している。防御では「相手の顔面の目の前までプレッシャーをかけ続ける」。相手はタッチラインに向かって防御する傾向があるといい、攻撃では「そこに対してインサイドステップを切る。相手の内側の肩に対して、仕掛けにいくことをフォーカスしています」と細部にこだわる。 対戦成績は過去7戦全敗。直近の顔合わせだった22年10月は31－38と迫った。W杯を経験した日本屈指のフィニッシャーが、大外からけん引する。【松本航】
