【高知】3月末までに最終判断《特定利用港湾》候補の『高知港・須崎港・宿毛湾港』3自治体と県が意見交換
政府が防衛力強化のため整備する『特定利用港湾』について、高知港など候補に上がっている港がある3つの自治体と高知県が意見を交わしました。 政府は有事に備え自衛隊や海上保安庁が平時から訓練などで円滑に利用できるよう、高知港・須崎港・宿毛湾港の高知県内3つの港を『特定利用港湾』として整備したいと県に申し入れをしています。 県は「自衛隊などの優先利用を前提としておらず、港湾管理者としての県の権限が制限されることはない」といった考え方や「浦戸湾の三重防護などインフラ整備の加速が期待されること」などから“受け入れる”意向を示し、3月末までに最終判断する方針です。 3月19日は、港がある高知市・須崎市・宿毛市の副市長と県土木部の担当者が意見を交わしました。3つの市はいずれも県の意向を尊重するとしながらも「3月末までの決定は拙速では」「不安の声に対する認識は」などと意見。県は「自衛隊艦船の利用はどう変わるか?」など12項目の質問に答える「Q&A」を作成し、県民に丁寧に説明していくとしています。 高知県土木部 村上学 港湾振興監 「今回の能登地震でまさに輸送艦・護衛艦が災害活動で活躍している。今回の取り組みによってより防災対策が強化されるのではないかと期待する」 高知県は3月末までに国との文書を交わす方針です。
高知さんさんテレビ