「暑い!」という声が東海各地で上がりました。 最高気温は名古屋や岐阜などでは21℃を超え、4月中旬から下旬並みの気温になり、ことし一番の暖かさになりました。 【写真を見る】味噌煮込みうどんを食べ納め!? 早咲きのサクラも一気に開花 東海3県「4月並みの気温」でことし一番の暖かさに （写真の撮影をしていた70代男性） 「ことしは結構早いみたい。いいですね」 「早咲き」のサクラとして有名な名古屋市東区泉のオオカンザクラ。 19日に開花発表があり、20日は一気に花開いた印象です。名古屋市内の気温は午前11時前には、すでに20℃を超えました。 また、東海地方のほとんどの観測地点で、20日はことし一番の暖かさになり、愛知県では新城市が最高気温22.7℃に。これは2月の観測史上最も高い気温です。 また、三重県紀北町では河津桜が見頃となっていて、きょうの最高気温は22.3℃でした。 河津桜は静岡県河津町で発見されたサクラで、寒緋桜と大島桜が自然交配したものです。ソメイヨシノより色が濃く1か月ほど早く開花します。 紀北町の観光施設「種まき権兵衛の里」や清流・銚子川の周辺では約100本の河津桜が、例年に比べ10日ほど早く1月末に開花。 この暖かさで一気に花開き、見頃はあと2日ほどだということです。 ■うどん店に来た人は「本当は違うものを頼もうと思ったのに」!? 一方、名古屋市昭和区の川名公園では元気に遊ぶこどもたちの姿が。 （1歳児の母親） 「きょう、ここに来てから、あまりに暑いので（子どもの）シャツを脱がせて遊ばせた」 （2歳児の母親） 「きのうは、まだ肌寒かったと思うので、きょうは気温差があって体がついていかない。2月でこんなに暖かい日は今までもない」 そして、名古屋の東山動植物園は午後になると「夏」を思わせるほどの暑さに! 記者が持ち込んだ温度計は26℃を示し、気持ち良さそうに水浴びをするインドサイを見ることができました。 動物たちも来園した人たちも暑いのは一緒で…。 （茨城県からの来園者） 「防寒肌着を上下脱いだ。これでも暑い。蒸し暑い、名古屋って蒸し暑いんですかね」 （5歳児の母親） 「アイスがおいしいです。パパが食べたいと。もう溶け溶けです」

こちらは、名古屋市中区新栄のうどん店「吉野屋」。 味噌煮込みうどんが名物の店ですが、20日のお昼時は額に汗を浮かべながらすするサラリーマンたちの姿が。 （50代会社員） 「これから暖かくなるので、もう食べられないかなと。食べ納めに近いですね」 （50代会社員） 「本当は違うものを頼もうと思ったのに結局、味噌煮込みうどんを頼んだ。いいんじゃないですかね、最高」 きょうのお昼時に、ざるそばなど冷たい麺類を頼んだのは全体の約2割。 さらに暑くなる季節を前に、店の名物・味噌煮込みうどんを汗をかいてでも味わっておきたいというサラリーマンが目立ちました。