「欧州のストライカーがどういうものか教えてくれた」川崎F山田新が“戦友”バフェティンビ・ゴミスへ惜別2ゴール
[9.27 J1第32節 川崎F 5-1 新潟 U等々力] 戦友への惜別の2発となった。川崎フロンターレFW山田新は後半20分、28分と立て続けにゴール。退団が発表されていた元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスに向けて「彼が今日最後だったので」と思いを語った。 【動画】山田新が嗅覚鋭く2ゴール目…今季14点目をマーク 持ち味を出したゴールとなった。3-0で迎えた後半20分、最前線でボールを奪ったFWエリソンからパスを受けると、山田はボールの勢いを殺さずにPA内から右足シュート。2試合ぶりとなる今季13点目を沈めた。 さらに得点感覚は研ぎ澄まされた。自身の得点から8分後、右CKの混戦からエリソンのボレーは大きくバウンド。ゴール前の山田がすかさず落下点に入り込んで頭で押し込んだ。 同じストライカーとして、大きな学びを得た。山田は試合後、ゴミスへの感謝を語る。「ヨーロッパのストライカーがどういうものか教えてくれた」。ストライカーとしての在り方、佇まいだけでなく、練習から細かい部分を教わった。 プライベートでも親交のあった友人との別れに、山田は「寂しいですけど」と胸中を吐露。それでもゴミスからは「寂しい別れじゃないよ」と言われたという。「また一緒にプレーできるかはわからないけど、また一緒に仕事ができれば」(山田)。今度会うときはさらに成長する姿を見せつけるつもりだ。