富士山を背に華やか桜色 サクラエビ天日干し 静岡・蒲原の河川敷
駿河湾で春漁が続くサクラエビの天日干しが15日、静岡市清水区蒲原の富士川河川敷で行われた。地元の加工業者が早朝から作業に取りかかり、黒い網の上にサクラエビを敷き詰めて河川敷をピンク色に染め上げた。 春漁は3月25日に始まり、14日の漁では今季最多となる約45トンを水揚げした。漁業関係者らは「規制をかけ操業してきた成果が数字に表れた」と手応えを得る。静岡県桜えび漁業組合の実石正則組合長は「資源回復傾向にあることは間違いない。河川敷のエビ干し場がピンク色に染まるのはわれわれとしてもうれしい」と喜び、「天候がそろえば好漁が続くことが期待できる」と話した。
静岡新聞社