トランプ氏が再び大統領に 「天皇の娘」愛子さまとの昼食会やお茶会で対面する可能性は?
米国の大統領選は、共和党のドナルド・トランプ前大統領が民主党のハリス副大統領に勝利し、第47代大統領に就任することが確実になった。トランプ氏といえば大統領として2度来日し、令和に入って最初の国賓として、皇居での宮中晩餐会にも招かれている。今後、3度目の来日が実現した際は、天皇、皇后陛下の長女、愛子さまと昼食会やお茶会などで対面する機会も出てきそうだ。 【写真】愛子さま煌めく「宮殿・午餐デビュー」は通訳なし! ケニアの大臣と話す姿がカッコイイ * * * トランプ氏は2019年5月、令和初の国賓として来日。このときは皇居の前庭での歓迎行事、天皇陛下と皇后雅子さまとの会見、宮殿での晩餐会に出席している。 陛下と雅子さまは、トランプ氏が来日した日に、宿泊先のホテルへ花を届けた。夫妻への贈り物もおふたりで相談して決めたもので、トランプ氏には蒼色のグラデーションが美しい、40センチの飾り鉢「瑠蒼釉鉢(るそうゆうはち)」、メラニア夫人には金細工で彩られた装飾用の木箱「截金飾筥(きりかねかざりばこ)」が贈られた。 両陛下のもてなしを受けたトランプ氏やメラニア夫人は、宮殿での会見でも終始、やわらかい笑顔を見せていた。 晩餐会では陛下が、雅子さまが幼少の時期をニューヨークで、高校や大学時代はボストン郊外で過ごしたことに触れるなど、米国への親しみの気持ちを伝えた。 ■「トランプ氏が来日しても晩餐会はない」 そして今回、「返り咲き」を果たしたトランプ氏。大統領として3度目の来日が実現した場合、天皇陛下との会見や晩餐会などはあるのだろうか。 宮内庁で儀式を統括する式部職を長く経験した人物は、こう言い切る。 「仮にトランプ新大統領が来日した場合でも、晩餐会はないでしょう」 来日した海外の要人との晩餐会や会見といった接遇は、政府が決めた基準に沿って決められるが、なぜ晩餐会は開かれないのか。 外務省の公式ウェブサイトによると、日本政府が外国の要人を招く様式には、「国賓」「公賓」「公式実務訪問賓客」「実務訪問賓客」「外務省賓客」の5種類がある。