渋滞の緩和などが目的の「高松環状道路」防災拠点・空港までのアクセスを検討したルート案は【香川】
岡山放送
高松市の中心部を円のように囲む高松環状道路の整備について、妥当性を議論する国の委員会が高松市で開かれ、一部区間の大まかなルート案が示されました。 高松環状道路は、高松市内の渋滞緩和などを目的に計画されたもので、中心部を円のように囲む全長約40キロの道路です。国は、このうち、高松市寿町から檀紙町までの区間を対象に2022年から事業化に向けた妥当性についての議論を進めています。 2023年11月には、深刻な渋滞の解消が課題となっていることでん本町踏切を含む福岡町まで評価対象の区間を延伸し、ルート案を検討する方針を決めていました。 これを受け、3月6日の委員会では3つの大まかなルート案が示されました。全線をバイパス化するものや国道11号を改良するものなどで、コストは約2200億円から4900億円と試算しています。 (四国地方整備局道路計画課 木下賢祐課長) 「ことでん本町踏切と朝日町の防災拠点までのアクセス性。高松空港への連絡性というところも踏まえて3つのルート案を設定した」 四国地方整備局は今後、地域住民などへの意見聴取を踏まえてルート案を1つに絞り委員会に示すことにしています。
岡山放送