<速報>大谷、アクシデント降板でまた今季初勝利を逃す!
北海道日ハムの大谷翔平(21)が24日、ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦に先発、7回途中に指のマメが潰れるアクシデントで降板した。この日は、4回に一死一塁から4連打で奪った4点を含む5点の援護をもらっていたが、福田秀平(27)の一発を浴びるなど、6回3分の2を投げ5安打7奪三振5四死球3失点の内容。 8回に4番手のマーティン(29)が長谷川勇也(31)に同点アーチを浴びて大谷の今季初勝利は、また消滅した。これで開幕以来5試合連続勝利から見放された。試合は5-5で迎えた9回一死から内川聖一(33)がレフト超えにサヨナラ3号ソロを放ち、逆転で勝負に決着をつけた。 大谷は、スタートからフォークが抜け、ストレートは時折140キロ台を示すなど決して状態はよくなかった。二回には、一死から松田に中前打を許し、足で揺さぶられ、味方の守りのミスもあって一死三塁のピンチを迎えたが、中村をピッチャーゴロに打ち取り、ホームにつっこんできた松田を冷静に刺してピンチを切り抜けた。 4回には、先頭のトリプルスリー、柳田に抜けた変化球を芯で捉えられた。打球は、ライトフェンスを直撃したが、ライトの近藤の好返球で、二塁を狙った柳田は憤死。続く内川に死球を与えるなど、二死一、二塁とピンチは続いたが、長谷川を146キロのストレートでスイングアウトの三振に斬って取った。 ここまで4試合は、味方打線の援護をもらえず孤立無援。だがこの日は、4回に二死一、二塁から「あそこはカーブ狙い、翔平に勝ちをつけたかった」というチームリーダーの田中が左中間へ先制の2点タイムリー。さらに近藤、中田の連打で4点をスコアボールに刻み、大谷は大きな援護をもらった。 大谷は5回に二死から福田に一発を浴びたが、6回にも追加点をもらい、投球に余裕が生まれた。だが、7回に再び制球が定まらなくなり2つの四球を与え一死一、二塁で今宮を二ゴロに打ち取ったところで、ベンチへ何やら異常を訴えるサインをおくった。トレーナーと吉井投手コーチがマウンドへ駆けつけ、ベンチに一度下がったまま交代となった。どうも指にできたマメが原因のようだ。 大谷が残した走者を2番手の谷元が失い、4-5と1点差にまで詰め寄られた。8回には4番手のマーティンが先頭の長谷川に同点アーチを許して、大谷の初勝利はまた消滅。大谷は、結果的に6回3分の2、115球を投げて、5安打8奪三振3失点5四死球。広報を通じて「7回は投げきりたかった。チームに迷惑をかけた。守りにも助けられ、感謝したい」と、コメントを残した。 オリックスの金子も、23日のロッテ戦で初勝利を逃したが、大谷も5試合目の先発にしてまた勝てず。パ・リーグのエースの未勝利状態のピリオドはいつやってくるのだろうか。