【動画解説】梅雨明け前から危険な暑さに 熱中症に要注意
今年は梅雨明け前から危険な暑さになりそうです。気象庁は高温に関する早期天候情報を発表し、6月30日頃から全国的に平年に比べてかなりの高温になる見通しだとして注意を呼びかけています。
今年は梅雨明け前から危険な暑さになりそうです。気象庁は24日、高温に関する早期天候情報を発表しました。この情報は、その時期としては10年に1度レベルの著しい高温となるときに発表されるものです。6月30日頃から、北海道から沖縄にかけて全国的に赤色、平年に比べてかなり気温が高くなることが予想されています。 その理由となるのが、いわゆる夏の高気圧、太平洋高気圧です。現在、日本付近には梅雨前線が横たわり雲が広がる一方、前線の南側には太平洋高気圧があって、この勢力圏内の沖縄では、すでに梅雨明けし、晴れて暑いという夏空が広がっています。この太平洋高気圧が今後勢力を増してくる予想です。
色がついている所は太平洋高気圧の勢力を示しています。6月下旬以降、徐々に北へ勢力を拡大していく予想で、7月3日頃には関東から九州にかけて、広く太平洋高気圧の勢力圏内に入ります。このため、梅雨明け前からかなり暑くなりそうです。
熱中症の予防をするため、こまめに水分や休憩を取る、冷房を適切に利用するなどしっかり対策をして、暑さを乗り切りましょう。 (気象予報士・津田紗矢佳)