「美しいレースだ!」元800m世界王者が初マラソンに苦戦!ゴール直前でアクシデントも周囲に助けられる「まさにスポーツマンシップ」
現地11月5日に開催された『ニューヨークシティマラソン』で、42.195キロに初挑戦した元室内800メートル世界王者のアダム・クシュチョト氏(ポーランド)。中距離のスターは、ゴール直前に足が動かなくなり完走が危ぶまれたが、周囲の支えにより無事フィニッシュした。 【動画】「美しいレースだ!」ゴール直前のアクシデントも周囲に助けられる 2015年の北京世界陸上、2017年のロンドン世界陸上と2大会連続で男子800メートル銀メダルを獲得したクシュチョト氏。2018年に室内世界選手権800メートルを制したスピードスターは、2022年に現役を退いていた。 そんな彼の初のフルマラソンは過酷な旅となった。前半は快調にペースを刻みハーフの通過は1時間21分13秒。徐々にペースは落ちていくも、ゴール30メートル手前あたりまでは、至って順調そうに見えた。 だがフィニッシュラインが目前に迫るなか34歳の足は限界を迎えた。地面に吸い込まれるように膝から崩れ、倒れたのだ。懸命に立ち上がろうともがくも、体が言うことを聞かない。そんななか、彼に手を差し伸べた2人のランナーがいた。自らのタイムを犠牲にしてまで、倒れたクシュチョト氏を立ち上がらせ、ゴールまで彼を支えたのだ。 元世界チャンピオンを救ったランナーの行ないはSNSで拡散されており、「感動!」「助けたランナーに脱帽」「素晴らしい助け合い!」「美しいレースだ」「ブラボー」「フェアプレー賞を贈るべきだ」「まさにスポーツマンシップ!」などと絶賛のコメントが寄せられている。 構成●THE DIGEST編集部
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