【中日2軍】根尾昂、誓った四球減 くふうハヤテ以外からのQS達成で壁打ち破る 23日スライド登板
中日・根尾昂投手(24)が、くふうハヤテ以外の球団からのクオリティースタート(QS=6イニング以上で自責点3以下)達成に向け、与四球減を誓った。登板する予定だった22日のウエスタン・リーグ、広島戦(由宇)は天候不良で中止。23日の同カード(福山)にスライド登板することが決まった。 1軍のまっさらなマウンドに立つため、根尾が一つの壁を打破する。ここまで7試合に先発登板し、QSは2度。ただ、相手はともに今季からウ・リーグに新規加入したくふうハヤテだった。 当然、それ以外の球団との対戦でもQSを達成して、試合をしっかりつくりたい。そのために目指すのは与四球減だ。今季、2軍でのマウンドでは34イニング1/3で四球は18個。前回登板だった7日の阪神戦(鳴尾浜)では5イニングで7個の四球を与えた。 井上2軍監督は「一皮むけるためにも無駄なフォアボールを減らしていかないと。乗っているときにはどんどんゾーンで勝負する形をつくっていければ」と課題を語る。右腕も「長い回を投げるためにもフォアボールは減せるようにやっていきます」と力を込めた。 スライド登板する23日の舞台は、初めて投げる福山市民球場。それでも、「自分のピッチングができるように2週間しっかり準備してきました。雨やんでくれと思っています」。投手に転向してはや3年目。全ての経験が根尾を強くする。
中日スポーツ