青葉シンボルロード側道を通行止めにして公園、車道、歩道と一体的な空間をつくる静岡市の実証実験「アオバリビング」＝同市葵区

　静岡市は4日、中心市街地にある青葉シンボルロードで側道を通行止めにして緑地帯、車道、歩道の一体的な空間利用を図る実証実験「アオバリビング」を始めた。期間中の14日まで路上にベンチや机、観葉植物を配置し、「居心地のいい空間」を演出する。 　現在の姿に整備してから30年以上が経過し、老朽化した青葉シンボルロードを歩行者向けの空間に再整備するため、交通規制に伴う周辺道路への影響や、来訪者の数や滞在時間の変化を確認する狙い。 　通行止めにしているのは市役所静岡庁舎前から約300メートルに渡る区間で、緑地帯と側道の境にある車進入防止用のくい（ボラード）とチェーンも撤去した。園内や車道にテラス席を配置し、キッチンカーや周辺飲食店の商品を飲食できるようにしている。 　園内の灰皿2カ所を撤去し、喫煙者を喫煙ブース1カ所に誘導する分煙の実証実験も合わせて始めた。 　交通規制の時間は、静岡庁舎手前の一角で終日行い、それ以外の区間では午前11時～午後6時。公園と交差する道路と周辺のコインパーキングはイベント期間中も利用できる。