「球児、頼むで」阪神がキャンプ入り…新監督の地元・高知歓迎、佐藤輝ら主力も参加
プロ野球・阪神タイガースの秋季キャンプが1日、高知県安芸市で始まった。現役時代と同じく、背番号22のユニホーム姿で現れた同県出身の藤川球児新監督(44)に、ファンから期待の声が送られた。
「球児、頼むで」。球場入りした藤川監督に、観客席から激励が飛んだ。雨が降る中、午前10時前に始まったセレモニーでは「OBがたくさん汗を流してきた球場で、精いっぱい選手を鍛えて、来シーズン、優勝を奪還できるよう戦っていく」とあいさつした。
今回のキャンプには二軍の若手だけでなく、佐藤輝明選手(25)や中野拓夢選手(28)といった主力も参加。藤川監督は対話重視の姿勢を示しており、この日も練習が始まると、選手らに早速、声をかけて回った。
投手出身の監督らしく、若手投手陣には直接、指導にあたる方針。少子化などによる野球人口減少にも危機感を抱いており、「子どもたちにプロの素晴らしいプレーを見てほしい」として、17日までのキャンプ期間中に紅白戦も実施する。