元メジャーGMが佐々木朗希のドジャース本命説に「契約する可能性は低い」と異論…対抗馬はパドレス、レイズ、メッツ、ブレーブスの4球団…その根拠は?
同氏はその中でもパドレスに注目した。 「パドレスにプラスとなりそうなのが(日本の)若い投手のゴッドファーザーのような存在として慕われているダルビッシュ有との関係だ。ダルビッシュは38歳でパドレスと2028年までの長期契約を結んだ。佐々木が育つまでの数年は、助言者となり、佐々木の準備が整ったときにバトンを手渡すことができるかもしれない。また佐々木は、パドレスで大谷、山本とライバルとしての地位を得ることで、ドジャースでチームメートになるよりも日本での広告収入を最大化できる可能性がある」 2023年のWBCでも佐々木はダルビッシュからアドバイスをもらうなど親交を深めた。同氏だけでなく、ニューヨークポスト紙のジョン・ヘイマン記者や、USAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者も、ダルビッシュの存在が、佐々木の進路決定に影響を及ぼす可能性を示唆している。 佐々木は、今季初めて2桁勝利をマークしたが「上肢のコンディション不良」で約1か月半戦列を離れた。ロッテの5年間で規定投球回数をクリアしたことは一度もなく、ストレートの平均球速も、昨季の98.9 マイル(約159.2キロ)から96.9 マイル(約156キロ)に低下するなど、懸念材料も少なくない。 スポーツイラストレイテッド誌も、①過去 2 年間でストレートの速度が低下 ②確立された耐久性がない ③速球の質のプロファイルは、NPBとMLBのボールの違いによって下向きに修正される場合がある…という「3つの懸念材料」を指摘している。 同氏はそれらを踏まえて「今年の球速は2.7マイル(約4.3キロ)落ちたが、それは、どのように投球をするかを学ぶものだったと私は聞かされた。しかし彼は(2023年に痛めた)腹斜筋を含めた故障を抱え、リーグの複数の情報筋の話によると、今年も肩に疲れが出た期間があった。彼を追いかけているチームの複数の関係者たちは、“どこのチームも、2025年の目標を120~130イニングと考えている。彼を注意深く扱っていく必要がある”と話している」とも付け加えた。 そしてドジャース本命説を否定した異論のまとめとして「私が耳にしたものを元にすると、パドレス、レイズ、メッツ、ブレーブスがドジャースよりも契約する可能性が高いと思う。そして、その他の複数チームも争奪戦に加わってくるだろう」と記した。 ポスティングの申請の締め切りは12月15日で、各球団に通知後45日間が交渉期間。同氏は、各球団に割り当てられたボーナスプール金の額がリセットされる1月15日以降に契約が結ばれるとの見立てをしている。
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