コスプレイヤー雨宮れいな、黒歴史をバネにアイドルに「学生時代はぼっち、昼食はトイレで食べてました」
アイドルとしてステージに立ちながら、趣味としてコスプレも楽しむ雨宮れいなさん。コスプレ活動で、一時は批判も浴びた経験もあったそうだが、現在はアイドルグループ「youmenosay」のメンバーとして新たなスタートを切った。彼女の、原点を訊いてみた。(前編後編の前編) 【写真】学生時代は友達が少なかったと語る雨宮さん、撮り下ろし&コスプレカット【11点】 ――今はアイドルとして活動されていますが、どんな学生生活を送っていましたか? 雨宮さん 中学時代はかなり地味で目立たない生徒でしたね。カーストで言えば下の方で、いじめではなかったと思うのですが、「ブス」「きもい」などと言われていて男子から避けられていたように思います。部活はバレーボール部に所属していましたが、特に面白いとも思わず…。高校に入ったら自分を変えたい!と思っていました。 ――実際、変化はありましたか? 雨宮さん 高校に入ると、メイクも覚えて人間関係をうまく築くために、クラスの皆に自分から挨拶をしたり、サッカー部のマネージャーをしたりして頑張っていました。でも友達は少なかったので、一人で過ごすことが多かったですね。2年生になったら急にめんどくさくなって、引きこもりになりました(笑)。 ――どうして…。 雨宮さん 人間関係が悪かったとかではないんです。ただ、「単位が足りてるからいいや」という理由でサボり気味になり、結果友達もあまりできず。数少ない友達が学校を休んでしまったら一人ぼっちなので、昼食はトイレで食べていました。 ――入学当初、仲良かった友達はどうしたのですか? 雨宮さん 頭が良い子たちだったので、2年生に上がったタイミングで進学コースに振り分けられて、私だけ取り残されたんです。他のグループの人たちは関係ができあがっていて入り込む余地も、元気もなかったですね。 ――なるほど。トイレでご飯を食べていたのはすごいですね。 雨宮さん 使われていない旧校舎のトイレだったのでバレていなかったと思います。それに一人ぼっちでいることのほうが辛かったですね。でも、後輩の女の子からはモテました(笑) ――後輩の女の子ですか。 雨宮さん 文化祭で、「先輩、一緒に写真取ってください」と言われたり、他にもサッカー部の試合で他校に行くと、その高校の生徒からもモテていました。人生最大のモテ期だったかもしれないです(笑)。