まさに崖っぷち…正念場を迎えたドラ1野手(3)“甲子園のスター”が汚名返上へ
2024年シーズンに向け、各球団が戦力補強を続けているプロ野球。上位進出には新入団選手の台頭が必要不可欠であり、2023年ドラフト会議で指名されたルーキーたちにも大きな期待がかかっている。一方で、新戦力の加入で厳しい立場となった選手も存在する。ここでは、正念場を迎えているドラフト1位入団の野手を取り上げる。
中村奨成
投打:右投右打 身長/体重:181cm/81kg 生年月日:1999年6月6日 経歴:広陵高 ドラフト:2017年ドラフト1位 並々ならぬ決意で飛躍を誓うのが、高卒7年目を迎える広島東洋カープの中村奨成だ。 広陵高校では3年夏の甲子園で大会個人最多本塁打、打点記録を更新したうえ、史上初となる1大会で5度の猛打賞を記録。一躍甲子園のスターとなった。 ドラフト会議では中日ドラゴンズとの競合の末、地元の広島入団が決定。未来の正捕手として、大きな期待を背負った。 入団後はファームで体力づくりに注力し、2020年に念願の一軍初出場。外野に挑戦した2021年は一軍でも出場機会を掴み、39試合出場ながら打率.283、2本塁打と飛躍の兆しを見せた。 しかし、その後の一軍定着には至らず。私生活の問題も発覚し、2023年オフには背番号「22」から「96」へ変更となった。置かれた立場は厳しいため、2024年は勝負のシーズンとなるだろう。
ベースボールチャンネル編集部