取り締まり対象にならないために! タイヤのサイズの変更は何がNGになる?
車体からのはみ出し量に注意
タイヤが車体の外側にはみ出すと、クルマの安定性が低下し、高速走行時や急カーブ時の車両の挙動が不安定になることがあります。 また、狭い道を通行する際や駐車する際にタイヤが障害物に接触しやすくなり、タイヤ/ホイール/車体自体に損傷を与える可能性があります。 また、タイヤの車体からのはみ出し量には規定があり、その数値を超えてしまうと車検に通りません。 車検基準では、タイヤがフェンダーより外側に10mm以上はみ出してはいけないと定められており、10mmを超えると不正改造という扱いになり、取り締まりの対象になります。 この規則が適用されるのはタイヤのみであり、ホイールがタイヤよりもはみ出している場合は、10mm未満であっても車検を通すことはできないようです。
デメリットも理解して、正しいタイヤ選びを
タイヤのサイズを変えるなら、正しいルールの理解に加えて、サイズ変更に伴うデメリットも把握しておくとよいでしょう。 ステアリングレスポンスが向上するのは魅力ですが、一方で、乗り心地が硬くなる/走行音が大きくなる/タイヤ代が高くなるなどの問題が発生するケースもあります。 また、場合によっては燃費が悪くなるケースもあったりし、タイヤのサイズ変更は一概にプラスになるとは言い切れません。 そのため、これらのリスクをふまえたうえで、タイヤのサイズ変更は慎重に検討してください。 正しい知識と情報をもとに、自分にとってベストなタイヤを見つけましょう。
────────── ●文:ピーコックブルー(月刊自家用車編集部) ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
月刊自家用車編集部