【大学生活とお金】管理上手の「寮」生活 クレカ切り上げ計算で気持ちに余裕
財布のお金を常に把握
――部屋の掃除や食事などはどうしていますか。 ユニバーシティ・ハウスでは、共用部分は清掃してもらえるので、自分の部屋だけをきれいにすればよく、そんなに大変ではありません。キッチンもあるので料理ができないわけではありませんが、私は外食や買ってきたものを食べることが多いです。 ――お金の管理はどうしていますか。 家計簿アプリはつけていませんが、銀行口座の残高、クレジットカードの利用状況、財布の中のお金は常に把握して、支出は多めに見積もるよう心がけています。例えば、クレジットカードで4500円を使ったときは、5000円使ったものと切り上げて計算し、常にお金に余裕を持たせる、とか。時間の使い方も同様で、準備に1時間かかると思ったら早めに行動し、レポートの提出も取り組む曜日を決めて計画的に終わらせます。多めに見積もるのは自分の性格で、残高や締め切りまでの余裕がなくなり、気持ちが落ち着かなくなるのが嫌だからです。 その分、趣味にはお金をかけています。手芸の材料や服、漫画などを買うほか、好きなアーティストが何組かいて、アルバムやグッズ、ライブなどで月に平均して2万5千円くらい使っています。ライブは交通費や宿泊費がかさむので、チケットが当たったら、さらなる節約に励みます。今は月に3万円の奨学金と飲食店でのアルバイト代が入りますが、3年になって実験などで放課後の時間が読めないので、アルバイト先と相談しながらできる範囲で続けようと思っています。 ――友人との交際費などはどうしていますか。 金銭面を理由に友達との飲み会や旅行などの機会をつぶすのは避けたいので、お金をかけずに楽しめるよう工夫を凝らしています。海洋生物科学コースで仲のいい4人がいて、仙台駅の近くにある「仙台朝市」で安くて新鮮な魚を仕入れ、さばいて食べたこともあります。友達も魚をさばける人が多く、私も地元にいたころから父と釣りに行ったりしていたので、魚は自分たちでおろしました。 ――仙台から秋田までそう遠くはないとはいえ、帰省にもお金がかかりますね。 春や夏などの長期休みと年末年始には帰省しています。新幹線だと約1時間半ですが、いつも父が車で送り迎えしてくれます。車だと荷物もたくさん載せられて、ありがたいです。