“就活生に性的暴行で逮捕”岡田一輝容疑者(29)はNECの社員だった NECは「昨年9月の職場受入型インターンシップで知り合ったのは事実です」と認める
企業のインターンシップに参加していた女子大学生のA子さんに性的暴行を加えたとして、会社員の岡田一輝容疑者(29)が不同意性交の疑いで警視庁に逮捕されたのは、1月8日のことだった。 【写真】「マンションの一室に押しかけ、性的暴行を…」標的にされたのは就活生だった 「岡田は昨年9月のインターンシップ終了後も、A子さんと連絡を取り続けていたそうです。11月末、『就職の相談に乗る』という名目でA子さんとまずは喫茶店で待ち合わせ、その後深夜まで居酒屋で飲酒。店を出たあとは、A子さんに『家まで送る』と言い寄り、A子さんが住むマンションの一室に押しかけ、性的暴行をはたらいたとみられます。A子さんは『急に襲われた』と語っています」(社会部記者)
岡田容疑者の勤務先は“あの老舗電機メーカー”
昨年12月、A子さんが友人らとともに警察署に被害相談に訪れたことで事件は発覚した。 「岡田は『一緒にいましたが一切触れていません』と取り調べで容疑を否認しているが、被害者は『帰って欲しかったが、志望する会社に勤務しており、就職活動の相談もしていたので断りにくかった』と事情を打ち明けています」(同前) 就活生の弱みに付け込む卑劣な犯行に手を染めた岡田。報道では、岡田は大手メーカー勤務とだけ伝えられたが、実は岡田の勤務先は老舗電機メーカーの日本電気(NEC)だったことが「 週刊文春 」の取材でわかった。 NECは小誌の取材に対し、岡田がNECに勤務していたことを認め、さらに被害者のA子さんと岡田が、「昨年9月の職場受入型インターンシップで知り合ったのは事実です」と認めた。
NECが注力する「職場受け入れ型インターンシップ」の実態
「NECは120年以上続く老舗メーカー。日経平均株価など構成銘柄の一つで、コンピュータやソフトウェアなど、様々な分野に強みを持つ。かつてはパソコンが主力製品でしたが、2000年ごろから大リストラを始め、今は家電などの製造事業からほぼ撤退。一般消費者向けのビジネスから企業向けビジネスに特化して成功を収めています。2024年3月期の売上収益は、3兆4700億円を超えています。 近年、NECは職種別や部門別に学生を実際のビジネスの現場に受けいれる『職場受入れ型インターンシップ』に力をいれており、2024年度は、夏・冬合わせて1000人以上もの学生をインターンとして受け入れる見込みだそうです」(経済部記者) その成果もあってか、OpenWorkが作成した「理系学生が選ぶ、就職注目企業ランキング2024」ではNTTデータ、アクセンチュアなどに続き、5位にランクイン。日本を代表するメーカーとして、就活生から手堅い人気を誇っている。 NECの関係者が重い口を開く。 「岡田は、大手メーカーの相手の営業を担当していました。性格は真面目で……」 現在配信中の「 週刊文春 電子版 」では、NEC関係者が明かした岡田の“意外な素顔”、犯行のきっかけとなった「職場受け入れ型インターンシップ」の驚くべき実態など、就活生を標的にしたNEC社員・岡田一輝容疑者の素性を詳報している。
「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル