筧美和子、5年ぶりのグラビアで新境地「自分を見せるときの感覚も広がっている」
佐内正史氏と表現する“新しいグラビア”
リアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系)で一躍脚光を浴びた筧美和子。当時19歳だった彼女も、今年3月に30歳になった。そんな節目の年に、7年半ぶりとなる写真集『ゴーみぃー』(4月26日発売 3,300円 集英社)を発売する。グラビアアイドルとしての活動を経て、女優になった彼女が同作で表現したかった“新しいグラビア”に迫る。 【写真】筧美和子 水着姿など写真集収録カット&撮り下ろしカットほか(全14枚)
■7年半ぶりの写真集を作ろうと思ったワケ 『テラスハウス』出演を機に、各誌グラビアを席巻した筧。篠山紀信さん撮影の1st写真集『ヴィーナス誕生』(幻冬舎)で見せた大胆な姿も話題を呼んだ。近年は活動の軸を女優業にシフトし、メインキャストとして作品をリードするだけでなく、限られた出演シーンでも鮮烈な印象を残している。一方、女優業の本格化とともに、グラビアからは遠のいていたが、背を向けたわけではなかった。 「頭の片隅ではずっと、グラビアと自分なりに向き合って、何か形にできないかなと考えていて。どんな写真集にしよう? 誰に撮ってもらおう? と、いろいろと模索していました」 そんななか出会ったのが、映画『ジョゼと虎と魚たち』の劇中使用写真や、中村一義をはじめとするアーティストの撮影などで知られる写真家、佐内正史氏だった。 「もともと佐内正史さんの写真が好きで。遠い存在の方だと思っていたんですけど、佐内さんにグラビアを撮ってもらうことが、今、自分が求めていることかもしれないと思って、ダメ元でお願いしてみたんです。そしたら、快く受けてくださって、一緒にやらせていただけることになりました」
■『ゴーみぃー』に込められたメッセージ 写真表現の第一線で活動を続けるレジェンドとの撮影は新鮮なことばかり。ロケ地を決め、短期間のスケジュールで集中的に撮影する、いわゆる写真集の撮影とは違った時間も共有した。 「佐内さんは、風のような、猫のような人。あんなに自然体な人を見たことがないくらい。撮りたかったら撮るし、撮りたくなかったら撮らない。その流れの中にいたら、私も自然とそういう状態になれた。撮影しようと言って会っても、2時間くらいお茶をして、喋って、今日はいいかって(笑)。でも、それが心地いいというか、すごくありがたかった。散歩して、ご飯を食べて、自然と関係を築けていけた、今までとは全く違う撮影の仕方でした」