酔った知人女性に性的暴行、49歳の被告に懲役7年求刑 きょう22日に判決 那覇地裁 沖縄
2022年5月、酒に酔った知人女性に性的暴行を加え、全治不明の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせたなどとして強制性交致傷、準強制性交致傷の罪に問われている那覇市のパート職員の被告(49)の裁判員裁判論告求刑公判が14日、那覇地裁(佐藤哲郎裁判長)で開かれた。 【写真】運転代行を待つ女性の車に乗り込み性的暴行か 不同意性交致傷の疑いで男を逮捕 沖縄
検察側は、犯行内容が「卑劣で悪質」として懲役7年を求刑した。弁護側は「同意があったか、同意があると認識していたため犯罪は成立しない」などとして無罪判決を求めた。判決は22日。 起訴状などによると、被告は22年5月1日未明から正午前ごろにかけて、飲酒の影響で熟睡し、抗拒不能の状態にある被害女性に自宅寝室で性的暴行を加えようとした。女性が目覚めた後にも性的暴行を加え、全治不明のPTSDを負わせたとしている。 論告で検察側は、酒に酔わせた上での犯行を「強い非難に当たる」と指摘。「(女性の)精神的苦痛は計り知れない」とし、謝罪や賠償がない点も考慮した上で、「同種事例に比べて重い」と求刑理由を説明した。
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