左から）月亭八光、円広志　©カンテレ

3月29日（金）放送の『よ～いドン！』（カンテレ　※関西ローカル　午前9時50分～11時15分）は、放送4000回記念回。円広志と月亭八光による「となりの人間国宝さん」特別編などを送る。 『よ～いドン！』放送4000回を記念し、当日3月29日は番組内容をパワーアップ。オープニングは、スタジオを飛び出しある場所からお届け。金曜日恒例のコーナー「おしえて！スゴ腕ワーカー」では、銀シャリがドローンのスペシャリストのもとへ。放送4000回を祝福するドローンショーを見届ける。 初回放送から続く名物コーナー「となりの人間国宝さん」には、円広志と月亭八光がそろって登場。開始早々「今回は400回記念ということで…」と切り出す円に、「4000回です！　気分は400回でした？」と八光がすかさずツッコミを入れる。 そんな息ぴったりの2人が特別編として巡るのは、朝からにぎわうカンテレの最寄り駅・扇町周辺（大阪市北区）。これまでの思い出を振り返りながら、近辺でよく飲みに行くという円の行きつけの店をハシゴする。 まず2人が入ったのは、商店街の中にたたずむカラオケスナック。過去のスランプを打ち明ける円の話を真剣に聞いているかと思いきや、言葉を発するといつも通りの八光に「お願いやからちゃんとしゃべって!?　いつもそんなええ加減なことばかり言うてるから俺は悲しい思いをすんねんで！」とたじたじの様子。それでもめげない八光と、ビールを片手に本音トークを繰り広げる。 そのまま2人は、近くの居酒屋へ。常連客として通う円は、店主に「いつも一般の人に溶け込むように飲んではる。9割くらい気付かれませんよね？」とプライベートの姿を明かされ赤面。店主と話しながら名物料理を堪能していると、この店の意外な過去が明らかになっていく。開店当初、店を繁盛させるために店主が仕掛けた驚きのアイデアとは。 ロケ終盤では、あの人がまさかの乱入。これまで914回（円）、832回（八光）と「となりの人間国宝さん」のロケに出てきた2人のために、とっておきのサプライズを仕掛ける。 ロケを終えた円は「僕はカンテレの周りでうろうろすることが多いので、この辺は結構詳しいんですけど、八光さんはいつも『よ～いドン！』終わったら飛び出しなので全く知らなかったです。僕と同じで15年以上この番組やってるのに、“こんなところがあるんですか!?”という感じでした（笑）。僕にとってはたくさんの人と触れ合ってきた場所、第2のご近所さんみたいなところです」と振り返った。 ロケ中は八光に振り回されているように見えたが、「あの人には絶対かなわないです。なんぼ努力してもかなわないと思う。あの人の持つ“楽しさ”は生まれつきのもんですわ。僕のようなアーティストには無理です！（笑）」と称賛した。 昨年夏に15周年を迎え、間もなく放送回数4000回を突破する『よ～いドン！』。「1回1回の放送が1カ月になって、それが1年になって。毎日毎日それの積み重ねで、気が付いたらこれだけ時がたってたので、まさかこんなに続くとは思っていませんでした」と打ち明けた円。 「4000回って長いようでもあり、短いようでもある不思議な感覚です。テレビをご覧の皆さまにはあまり変わっていないように見えるかもしれませんが、毎朝同じことをやっているようで違うので、出てる側も新鮮でその日その日を楽しんでいます。最近はスタジオに来ると元気になります。朝起きた時に今日はしんどいな、疲れたなと思っても、いざ来てみるとすごく楽しくて。番組に元気をもらっていますね」と話した。 今では円と八光に加え、水曜レギュラーの伊原六花と山之内すずもロケに出る「となりの人間国宝さん」。「番組開始当初はものすごく短いコーナーで、歩いたVTRを編集せずにそのまま放送するって聞いていました。“15分でロケ終わります！”ってウソばっかり言われて（笑）。いざやってみると初回から全然そんなことなくて、結構歩かされました。でも、それを重ねていくうちに『となりの人間国宝さん』が一体どういうものを指すのか、その理解が自分の中で深まっていって、だんだんはっきりと見えてくるようになりました」と手探りだった時代を回顧。 続けて「街中ではいろいろなことが起きるから、悩んでスランプに陥る時もありました。でも、それを乗り越えられたのは街の人のおかげです。やっぱり人と出会うって面白いですね」とほほ笑む。 「『となりの人間国宝さん』で、職人さんやアーティストや社長さんや家族…いろんな人と出会って、その人たちの気持ちにも寄り添えるようになったと思います。自分の中での成長も4000回を通して感じますね。最近は、“まだ歩いてるんか”とか街でいろんなことを言われるんですけど、そういう人たちに元気づけられてやっています（笑）」と明かした。 最後に、今後の目標を語った円。「『よ～いドン！』を見ていただいてる方とコミュニケーションの取れる場所をどんどん作って、もっと輪を広げていきたいです！　外に出るのは僕らにとっても刺激になるし、番組が元気なうちにチャレンジしていかないといけないと思うので！」と意気込む。 「視聴者の皆さんは、どうかお元気で！　人は幸せを求めて生きるんですけど、その前に元気で、一生懸命楽しく生きることから。毎朝『よ～いドン！』を見て元気をもらってください！」と呼びかけた。