戦力外・トレード・現役ドラフト…「ソフトバンクを去った男たち」が早くも新天地で躍動中!
元ソフトバンク戦士が、新天地で輝きを放っている。昨年まではソフトバンクでプレーしながら、戦力外通告、現役ドラフト、トレードなどで、今季から新たな他球団へ移籍した選手は多かった。その中でさらに活躍してほしいと願っている選手がいる。 【一覧】昨季ソフトバンクから移籍した選手(支配下のみ) 現役ドラフトで日本ハムへ移籍した水谷 瞬外野手(石見智翠館出身)は、まるで9日のソフトバンク戦に合わせるかのように1軍登録された。7日までの2軍では13試合に出場し、49打数14安打、打率.286とまずまずの成績を残しているが、魅力なのはその長打力。すでに4本のアーチを放っている。 ソフトバンクでは「原石」と呼ばれていたが、特に逆方向の右翼方向へ大きな当たりが打てる。今のチームで言えば、万波 中正外野手(横浜高出身)とよく似た感じで、ナイジェリア人の父とのハーフということもあってか、パンチ力は抜群。古巣相手に、古巣時代にできなかった1軍デビューを華々しく飾ってほしい。 ここまで、元ソフトバンク戦士の活躍は目覚ましい。戦力外を受けながら中日に移籍した上林 誠知外野手(仙台育英出身)は、キャンプからの度重なる故障も克服した。31日のヤクルト戦をはじめ、7日まで6試合にスタメン起用され、19打数6安打、打率.316を残している。走攻守そろった外野手として、好スタートを切った。 ソフトバンクへFA移籍した山川 穂高内野手(中部商出身)の人的補償として、西武に移籍した甲斐野 央投手(東洋大姫路出身)は、開幕戦をはじめ、7日までの5試合すべてで8回の1イニングを任された。そのなかで失点は許さず、セットアッパーとして4ホールドをマーク。ソフトバンクのルーキーイヤーに見せた、あの燃えるような投球が復活している。 巨人にトレードで移籍した高橋 礼投手(専大松戸出身)は、7日のDeNA戦で、先発6回無失点の好投で移籍後初勝利をマークした。高橋とともにトレード移籍した泉 圭輔投手(金沢西出身)が1軍昇格してきた日を祝うような投球でもあった。 巨大戦力とまで言われたソフトバンク。いろんな事情からチームを去っていった選手もいたが、どんなところに移籍しても十分に活躍できるほど、そのポテンシャルはやはり高い。まだ新天地で活躍できていない選手も、これから台頭してくるに違いない。