【写真：Getty Images】

　ラツィオに所属していた鎌田大地は、契約更新の交渉がまとまらずに今季限りでの退団となった。ラツィオ専門の地元メディア『La Lazio siamo noi』は、現地時間4日に今季の鎌田のパフォーマンスを振り返り批判しつつ、退団が決まった後の発言について厳しい言葉を並べていた。 【動画】鎌田大地、ラツィオでのスーパーゴール！ 　イゴール・トゥドール新監督が今季途中で就任した後、チームの中心選手となった鎌田は、今季までの契約を延長するオプションを行使するか、新契約を締結してラツィオに残留することが濃厚視されていた。しかし、クラブとの契約更新交渉は決裂し、1年でクラブを離れる形となっている。契約交渉が決裂し、退団が決まった後、鎌田はサッカー日本代表の取材で次のように、交渉の背景を説明していた。 「元々は残る予定だった。自分が求めたのは単年契約だけでお金とかは十分もらってるし、何も要求はしなかった。そこ（条件）がうまく嚙み合わずという感じ、今年に入って何回も今の監督とも話をしていた。ラツィオの監督は自分を良くしてくれていたので、サインしてほしいって何回も時間を重ねて話し合っていた。離れることが決まった時も連絡をして、監督とは嫌な別れ方をしていない。またどこか巡り合わせがあって、どこかで一緒にやれたらいいなと思える監督だった」 　退団が決まった後の鎌田のこの発言に関して、同メディアは快く思わなかったのか、「ブンデスリーガで高く評価されていた選手はイマイチだった」と前置きした上で、今季のパフォーマンスを次のように厳しく非難していた。 「トラブルに見舞われ、ポジションを外され、サッリ前監督時代には決して優れてはいなかった。新監督の下で少し改善されたが、フランクフルトで見られた様子とは全く別人だった。そもそも、過去数試合のパフォーマンスが彼のようなレベルの選手にとっては基準であるべきだ。最初の数試合のレベルの低さを考えると、輝いているように見えただけだ」 　同メディアは、「要約すると、鎌田は結局今季本当にひどい成績で、そのパフォーマンスは彼の数字に大きく期待していたラツィオにも影響を与えた」と、期待外れの結果に終わりチームを離れることになった同選手を痛烈に批判していた。